GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記 バックアップ

Yahoo!ブログから移籍。2007/5/23(水)から2016/7/2(土)まで。現在 http://gno.blog.jp/

『アオイホノオ 15巻』感想、“少年サンデー”変革期! ホノオもまた、変革する…!?:島本和彦

 1980年代始めを舞台に、原作者の青春っぽいものを描く、痛くて熱いオタク闘魂物語

あだち充の真似は…、正解なんですよ!” 悟ったホノオ。だが反攻は続く…?

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※画像右下隅クリックで拡大。

 前巻に続きダメ出しの嵐! どうすれば良いかと迷い、偶然隣に座ったオバちゃんにまで説教された焔!
 求められるのは可愛いキャラ、可愛いキャラと言えばあだち充
 ホノオは回答に至るものの…?

 実は、当時のサンデー編集長からして、“女の子とか恋愛とか”を推してたんだよ!

その「延長線」が現代である
 現代で飽和している路線、当時はこれでサンデーも部数を伸ばしたそうで、やはり「可愛い」は強い!
 称して“あだちウィルス”であった

 酷い言い様ですが、ホノオは「そんなのに頼らない」とひとまず結論、独自路線を目指す事に…?

幸い、担当編集・三上さんは全力でバックアップ!ボツも連発!!

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 当時、既に非主流派となりつつある「燃え」路線を押され、ホノオも燃え上がるが…?

これが喜びだ!
 ホノオは、「キミの作品は古い」「女の子は可愛くない」と言われ、路線修正すべきか悩んでいたが
 結局、担当編集が“新人の三上”に戻った事によって
 熱血ギャグを目指す事になる

 もっとも、三上も三上で大人気漫画家の新谷かおるに振り回され、それどころではなかったのだが―――

 女の子を可愛く!
 それは時代の潮流であり、迎合したサンデーも、着実に部数を伸ばしつつあった。

 ホノオは「あだみウィルス」と呼び、独自路線を目指そうとするが…?

 ともかく、受賞作が載った「増刊少年サンデー 1982年第1号」が発売、ホノオは幸せを噛み締めるのだった。

だが「理解者」三上さんもまた、社内では立場が弱かった!!

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 三上編集の「いつ原稿が上がるですか!?」という魂の叫びに、彼はこう応えたという。

逃げる漫画家/追う編集
 今巻、ホノオを拾い上げた三上氏の苦労譚も面白く、誇張されまくりとはいえ「ありそう…」な感じが怖い!
 面白いを通り越して、もうマジ怖い!

 連絡手段一つとっても現代と大きく違うのもデカいですが、とにかく逃げる逃げる!!

 それで成り立ってた業界って、ある意味スゴいですよね。

ともかくホノオは「独自路線」を行く! 松本伊代とか聞きながら!!

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 傍から見てると、「当時の十万円」という大金を、ドブに投げ捨てるも同然の使い方をしたり
 松本伊予に心を掴まれたり、ワンダーマスミに拘ったり
 今巻も青春まっただ中のホノオ!

 当時、まだ松本伊予がブレイクする前だった、というエピソードも衝撃的ですね。

 そんなに前なのかよ!
 ともあれ、「スカッと気持ちよい」「メジャーで熱い熱血ギャグ」に路線を定めたホノオですが…?

 次巻、1982年のホノオに何が起こるのでしょうね?

収録

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 大学受験の際、半年前から予約してたのに衣裳部屋で寝るハメになった、なんて時代を感じるエピソードも。

 少年サンデーコミックススペシャル「アオイホノオ 15巻」。
 島本和彦ゲッサン連載、小学館発行。
 2016年5月発売(前巻2015年7月)。

■収録
 授賞式を終え、帰りの新幹線でまで打ちのめされた第85章から
 作品が一般書店に出回った第90章まで
 
 カバー下はいつも通り、今巻シーンの詰め合わせ。