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Yahoo!ブログから移籍。2007/5/23(水)から2016/7/2(土)まで。現在 http://gno.blog.jp/

『猫ヶ原 1巻』感想、“シャーマンキング”の武井先生描く、ハードボイルド“野良ネコ侍”アクション!:武井宏之

 戦国の直後らしき荒れ果てた時代、主を失った「野良猫の侍」の旅路を描くダークヒーロー作品

死に場を探して幾百里。手段選ばず“死に場”を目指す、生汚い侍の物語!

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※画像右下隅クリックで拡大。

 新創刊、「好きを極める」コンセプトの雑誌で、野良猫の侍が手向かう全てを斬り殺しつつ
 亡霊にうなされ、半ばヤク中になりながらも戦い続ける
 武井テイスト全開の作風に

 賢くなれ。生きるというのは敵を殺す事ではない、それによって己の評判を上げることが、何倍も大切なのだ

なんて(自分に)正直な人!?
 そんな、自分の名声を上げる為だけに戦う美剣士のケツにブチこんでやったりと
 とにかく汚い主人公の物語

 さて、彼の探す「死に場所」とは? 主人の仇討ちなのか…?

戦国が終わったばかりの荒々しい時代、猫も荒々しく生きていた…!

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 文句を言いつつも、自立せず、「ヒト」のおこぼれで生きる猫たち…。何か胸に刺さります。

斬るは不埒な世と心
 戦国冷めやらぬ、乱れた猫たちの世をゆく「ノラ」の猫侍、ノラ千代は元飼い猫であった。
 猫は、ヒトに従属する事で“ラクな暮らし”を約束されるが
 自由でこそ猫である

 一度はヒトに飼われるも「主」失った野良猫、ヒトすらかみ殺したという凶状持ちの旅は続く

 度々「元主」の因縁で襲い来る、シャム近らを撃退するノラ千代
 遂には重傷を負うが生汚く生き延びる

 彼は、己の主を殺した「赤武者」の亡霊に祟られながら、今日も死に場所を求めて歩む。

 が、ノラ千代を追う秘密同心・尻矢アビ平が迫りつつあり―――?

出るキャラ出るキャラ、次々と斬り裂いてゆくノラ千代、その先に…?

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 とにかく出てくるキャラが死にまくる物語、武井先生らしい、ぶっちゃけまくった「美剣士」も戦死

死屍累々の旅路
 正直、作画も武井先生がノリノリすぎて、何が起きてるのか解らない場面もしばしば
 これまでも、何が起こったのか判りにくい事がありましたが
 本作は特に顕著です

 そして本作、そういうシーンでは、大抵誰かが死んでいるというソリューション。

 ノラ千代、容赦ねえな…!

こんな芸当が出来るのは、あのクソ猫だけだ

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 とにかく「ぶっちゃけた」展開が魅力で、後ろから襲われ、命乞いして半死半生で逃げ延びる…
 そんな、主人公らしからぬ逃げザマを見せた末
 次の行動がコレである

 重傷を負い、刀をも奪われた、だから「トイレに潜んで下からブッ刺す」主人公…!

 自分でも言ってますが容赦ねえ!
 不快な相手は、さして強くない農民だろうと切り捨て、卑怯極まりない手段も平気で使う!

 この存在感、クセになってきたぞノラ千代!

収録

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 名乗らない奴には敢えて名を聞かない、そんなハードボイルドな優しさも見せるノラ千代ですが…。

 マガジンエッジコミックス「猫ヶ原 1巻」、武井宏之
 月刊少年マガジンエッジ連載、講談社
 2016年4月発売

収録
 第一話 猫、太刀振るまい鈴が鳴る
 第二話 赤い夢、危険道
 第三話 BUSY LAKE
 第四話 同Ⅱ
 第五話 同Ⅲ
 第六話 童心、鉄甲乱破