GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記 バックアップ

Yahoo!ブログから移籍。2007/5/23(水)から2016/7/2(土)まで。現在 http://gno.blog.jp/

『機動戦士ガンダムUC 第11巻』感想、“歯車”と“3号機”を巡る短編集!

シナンジュ誕生秘話」「ユニコーン三号機」を巡る外伝短編!

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 表紙を飾るのは、予備パーツを元に「連邦軍が制作した」という三号機フェネクス。 

機動戦士ガンダム UC
 本編完結後、久々の「続刊」という衝撃的な煽り文句でしたが、既存の短編を再録したもので
 期待された、“本編ラストシーンの後”などには言及せず
 新たな後書きなどもありません

 読んでみたかったエピソードですし、グッと来ましたが「連番」なのはいただけませんね!

フェネクス
 面白いのは、「原作」にネオ・ジオングが登場しない理由を、敢えて別エピソードで描いたこと!
 本作、アニメ版はかなりエピソード変更してますものね
 尺が足りませんから

 なお福井さんいわく、初代ガンダムにたとえれば「小説はTVシリーズ」「OVAは劇場版」だと。なるほど。

「原石」を巡る前日譚、シナンジュ・スタイン!

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 開発中のユニコーンが、意思を持つかのごとく見つめるカット。本作らしい。

戦後の戦争
 意味は、一年戦争」を経て、いまや“戦争経済に依存する地球連邦”という時代を描く話。
 戦後、しかし未だに戦争を引きずってあり続ける
 歪んだ時代の話

 その点、本編に登場した人狩り部隊「ダグザ隊長」は、そんな時代を象徴する人物

 組織を動かす「歯車」に徹し続ける彼
 今回のオリジナルキャラを軸に、彼の主張が再び語られるところは、さすが福井さんという物語でした

 読者すら騙したとあるキャラや、アルベルトの人間くささがまた良かった!

ユニコーン三号機」を巡る物語、不死鳥狩り

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 ネオ・ジオングという「存在」の異常さをOVA以上に深く掘り下げる物語。

不死鳥の行方
 謎多き機体、フェネクスも立派に「ユニコーン」だったんだなあ…、ある意味1号機以上というか
 ネオジオングが見せた謎現象“サイコ・シャード”も描かれ
 意味が理解できたのも嬉しい

 ふと思えば、大筋自体は決して目新しくないんですが、それでも見入ってしまう一作!

 我知らず、或いは自分や家族の為に罪に加担した男達とか
 福井さんらしい展開でしたね。

 取り沙汰されるOVA最終巻、常軌を逸した戦いを思い出す「ユニコーン」テイスト全開の回でした!

収録

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 シナジュ・スタインという機体名でMG化済み。

 角川コミックスエース『機動戦士ガンダムUC11巻 不死鳥狩り』。福井晴敏
 角川出版、2016年3月発売

収録
 戦後の戦争(初出はゲーム特典)
 不死鳥狩り(初出は設定資料集)