GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記 バックアップ

Yahoo!ブログから移籍。2007/5/23(水)から2016/7/2(土)まで。現在 http://gno.blog.jp/

『ガンダムUC バンデシネ 14巻』感想、最終章へ。“カイの見たダカール”完結編:福井晴敏

 展開は原作版になぞらえ、OVA版より更に『MS描写』が強化された漫画版。

“かつての同僚”に凶刃を振るうリディ! 物語は原作最終巻突入!

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※画像右下隅クリックで拡大。

 カイの見た宗教戦争、その種明かしは、同胞を殺してでも「有能な同胞」を得ようとする卑劣なテロリストと
 彼に踊らされ、家族を失い、大惨事を起こしかけた青年の物語
 死んだ子も、この街が大好きだったのに…

 OVA版でほぼカットされた「宗教戦争」、その鬱憤を晴らすかのように掘り下げたシーズン完結へ!

当人に悪意がなくても
 今回の件は、家族をこの上なく惨たらしく殺され、復讐に走ったジンネマン艦長とも重なり
 その点でも印象深いエピソードに。

 マリーダが意外で納得の好物を明かす、あのエピソードも収録。

カイのアクションが冴え渡る! 彼の戦いも、ひとまず決着へ

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 割られた車窓から反撃するカイ、場数を踏んだ貫禄だった!

そして虹の彼方へ
 ミネバの決起で「袖付き」を追い出したネェル・アーガマは、箱の眠るインダストリアル7へ向かう。
 が、もはや「箱」の存否を問わぬと、財団はなりふり構わぬ手段を提案
 その前にカタをつけるべくリディは走る

 一方、ダカールでのイスラム教徒殺害事件が、イスラム教徒を暴徒化させる自作自演だとカイは見抜く。

 公的機関と協力し鎮圧するカイ
 しかし、これを扇動したテロリスト当人はなおも彼なりの正義を続ける。

 多くの大人たちが復讐に囚われる中、バナージは、可能性を秘めた「箱」を目指しFAユニコーンで飛ぶ。

『妹さんは、この街の善良な人たちが埋葬をしてくれた』

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 憎んだ「街」には善意があり、すがった仲間は悪意だけを煽った。

透明人間との戦い
 今回の件は、報復の連鎖と「それを陰で操り、自分達の都合良いように」利用する男との激突
 もっとも、操ったテロリスト自身も「彼の正義」で
 報復だったのかもしれませんが

 ジンネマンと同様、「行き詰った世界」の描写だったのかな、みたいな。

 連邦兵が戦後にジオンで暴れたのも報復で、報復に報復と、延々とどうしようもない有り様

コンロイ副指令、渋い

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 どうすれば良かったのか、どうすればよいのか、正しいのか、疲れてしまったジンネマンに
 ホントは、アンタを頼りたいのに頑張ってるヤツがいるぞ
 と、励ますコンロイ。

 あのダグザ司令の亡き後、特殊部隊エコーズをまとめている人物だけはある!

 彼仕様ジェガンのキット化はまだですか!?

彼なりに全力を尽くす男、アルベルト・ビスト

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 この頃になると、横暴の代名詞だったアルベルト兄さんも、すっかり渋くなってるんですよね
 似たような境遇の青年、リディと良いコンビ。

 彼のマリーダさんへの想いは一方的なものですが、それでも彼も全力を尽くしてる。

 また、現在の「悪役」マーサも、実父を「初代」サイアムに殺され、彼女なりに戦っているという解説も。

そんなマリーダさんの、ふとした表情

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 元は「プル」ですから、やっぱりアイスとか、そういうのが好きなんだなって微笑ましいシーン
 普段、シリアス一辺倒な彼女の貴重なシーン。

 死亡フラグといわれても、一緒に帰ってこようって約束を作るのは人情ですよね。

 帰ってきたい気持ちがあった方が、絶対に良いはずですから。

お約束、そして「虹の彼方へ」

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 冒頭では、OVA版オリジナルの「アレ」を組み立てている描写が追加。本作にも登場か。
 なお、「原作小説版」でも建造はされたものの
 失われた事になっています

 多分、来春でる「原作 第11巻」は、そうした未収録エピソードを集めたものになるんでしょうね

 ちょっと楽しみ。

収録

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 同じく今巻の和み枠、本作版オリジナルの「エイプリル・サザフォード」さんも良いキャラしてた!

 角川コミックス・エース「機動戦士ガンダムUC バンデシネ」14巻。
 原作:福井晴敏、漫画:大森倖三、月刊ガンダムエース連載。角川書店発行。
 2015年12月発売(前巻2015年5月)

 宇宙と惑星と Act9~12。
 虹の彼方に Act1.

 総扉イラストは、これまた珍しく柔らかい表情のマリーダさんである。