GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記 バックアップ

Yahoo!ブログから移籍。2007/5/23(水)から2016/7/2(土)まで。現在 http://gno.blog.jp/

『櫻子さんの足下には死体が埋まっている 第捌骨』感想。事実は一つでも真実は一つじゃない:託された骨(後編)

キミは洞察力は足りないが、観察力はある

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 櫻子さんの褒め言葉と、「佐々木先生」の家にまつわる悲しい、少し胸糞の悪いすれ違いの話。
 遺骨となって、ようやく最期まで寄り添える関係になった
 それだけ思い続けていたのだと

 そして櫻子さんの猫を毒殺した、おそらく「謎の女」の狙いとは…?

洞察力と観察力
 この場合、観察が「見る力」とすれば、洞察とは「見た事実から答えを推理する」力か。
 その際、主観的な見方を避ける必要があります

 でもどうしても感情的になり、答えにたどり着けない、そんな正太郎くんにピッタリだった気がしますね。

磯崎先生『それがさ、こっちで処分して欲しいっていうんだ』

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 次回辺り、磯崎先生の過去回となるか?

真実は一つじゃない
 佐々木先生、その遺品を受け取った姉・他家に嫁いだ小雪さんは、「赤子の骨」は無いかと訪ね
 櫻子さんは遺品をヒントに、その骨を発見する

 実はかつて、小雪が父なし子を死産し、世話人のなつ子が「自分が産んだ」と庇った。

 先生はなつ子が自分の異母兄妹だと誤解
 これをきっかけに三人は疎遠になり、今ようやくの「再会」に小雪は涙する。

 この一件に、正太郎は「猫の骨」が櫻子の飼い猫だったと気付き、彼女のものになるよう奮戦する事となる

正太郎『―――あの、ちょっとお願いがあるんです』

櫻子さん『お願い…?』

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 正太郎君を避ける理由は、単なる不機嫌? それとも「巻き込むまい」という事か?

彼女が望んだ骨
 実は、佐々木先生のご遺族は体が不自由で、遺品を取りにくるのが難しいという。
 そこで、正太郎君は届けに向かい―――

 いえ、もう一つ骨が見つかると思ったんです…、赤ん坊の骨です……。

 骨が見つからない?
 あの猫か? いえ「なつ子の赤ん坊の骨です」と。

 それは流石に想像してなかった!?

 あの遺骨の方の子供…?

小雪『私が十七くらいの時です、なつ子が身ごもったんです―――』

『早産で、その子はすぐに―――、なつ子はその不憫な子供を捨てに行きました』

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 先生の実家は裕福で、なつ子は足の不自由な小雪世話人として、遊郭から連れてこられたそうな
 ですが、十七の頃に父を言えぬ子を身ごもり
 早産で亡くしてしまう

 佐々木先生は彼女を思っていたが、当時、使用人と結ばれる事は叶わなかった

 やがて先生は勘当、姉は嫁ぎ、なつ子さんも他所へ移ったそうな。

櫻子さん『だが、別の場所に置かれている可能性ならある』

『―――寄生木<やどりぎ>だ』

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 北海道は旭川の春光台、蘆花の「寄生木」の石碑

小雪がこだわった理由
 幸い、一緒にあった「寄生木」をヒントに櫻子さんが遺骨を発見、ですが骨の形から更なる真相に。
 その骨は、佐々木家の遺伝が見て取れたのです。

 実は生んだのは小雪さんで、なつ子さんはその身代わりになったのだと。

 当時、小雪は縁談が迫っていた
 そこで事情を知るなつ子が、身代わりになってくれた。

 だからこそ小雪さんは、骨の発見にいたく感謝をしてくれたのですが――――。

 問題は、亡くなった佐々木先生でした。 

正太郎『なんで先生は、なつ子さんとの想いを遂げなかったんだろう』

櫻子さん『―――キミの悪い癖だ』

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 何故なら、骨に詳しい先生も「佐々木家の遺伝」に気付き、なつ子も佐々木一族だと誤解。
 父が遊郭で産ませた、異母兄妹だと誤解

 だからこそ、勘当されながらも彼女との結婚も諦め、別々に生きる事にしたのだと。

 詳しかった事が、誤解を生んでしまったのか…。

櫻子さん『キミの悪い癖だ、真実は必ずしも一つであるとは限らない』

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 事実は違う、だが先生にとって、なつ子が異母兄妹であるという真実が成り立ってしまった
 真実は人の数だけ存在しうるものだから

 起こった事=事実と違い、真実はいくらでも生まれうると忘れるな、と。

正太郎『―――あ、櫻子さん。ちょっと調べものを思い出しちゃって』

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 これは、蘆花が人の別れに対する、断腸の想いを謳ったものなんです――――

詩に込めた気持ち
 その結果、思い出の写真に「別れがたい気持ち」が綴られていた、そう気付いた正太郎は
 慌てて写真を返しに戻ります

 ごめんね、本当にごめんね…、なっちゃん……!

 不気味な詩だと思った
 けれどそれは、なつ子が小雪への想いを込めた詩だったのだと。

 ひと時、たった一言「ごめん」と言えなかった頃に返る、小雪さんの幻―――。

 若い頃の幻、この頃の気持ちをずっとひきずってきたのか…。

正太郎『―――学校の骨を盗んだ理由です』

櫻子さん『話だけは聞いてやろう』

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 対になる骨の名前⇒猫は二匹いた! なるほど。
 
真実は一つとは限らない
 やがて、「猫の骨」は盗まれたのではなく、元々櫻子さんのものだったという真実に気付き
 それを指摘すると、楽しそうに櫻子さんは笑った。

 キミは洞察力は足りないが、観察力はある。私よりよほど、探偵向きかもしれないぞ?

 観察力は高い
 だが洞察、得た情報への考察力が足りないという。

 蘆花の詩を「不気味だ」と感じたり、主観で推理を誤ってしまうクセがあると。

 少年、成長が必要だな!

正太郎『言ってくれれば……』

櫻子さん『キミだよ、キミが“生きていた頃”なんていうから…』

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 先生を介して、何故「遺骨」を傍らに置くのかと知ってゆく話

思い出の骨
 実は、櫻子さんの猫は「一対の骨」の名を与えた二匹の猫で、一匹は先生に預けていたらしい。
 先生は標本にしてくれ、櫻子さんも同じ道を歩んだ
 きっかけの骨だったのだ

 また元通り一緒に居させてやりたいという彼女に、実は許可を取ってますという少年

 ナイスな手回しだ少年!
 こうして、櫻子さん的にはハッピーエンドで終わった。

 佐々木先生もそうだったが、死とは、「一緒に居る」事の出来る完成形なのだと。

 その幸福を、二匹にも味わわせてやりたい、と。

櫻子さん『真実を知りたいだけです、でないと、私は…』

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 ですが、猫は二匹とも毒殺され苦しんで死んだそうで、話のつながり的に「事件ファイル」と
 未解決事件と関係があるっぽいですね。

 さて、その真相とは…?

次回、それそろ「磯崎先生を縛る過去」のシリーズか…?

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 真実はいつも一つ!
 
「猫殺し」
 作劇上、絵の事件に出てきた謎の女性が、猫毒殺の犯人なのでしょうけれど
 この期に及んで、まだ顔が出てきていないという事は
 多分、登場済みの誰か

 だとすれば、絵の回のラストに出てきた美人さん、あの人くらいしか思い浮かびませんが…?

 彼女はまだ全然出てきてませんし
 もし仮にそうなら、そろそろ彼女に関連するストーリーになるのでしょうか?

 次回、第九骨。