GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記 バックアップ

Yahoo!ブログから移籍。2007/5/23(水)から2016/7/2(土)まで。現在 http://gno.blog.jp/

『ログ・ホライズン 10巻 ノウアスフィアの開墾』感想、アニメ版に追いついた! 大きな節目、シロくん懊悩の巻!:橙乃ままれ

梅子かっこよかった! シロエ、“茶会卒業”への節目巻

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※画像右下隅クリックで拡大。

 アニメ版22~24話と同一のエピソードながら、書籍独特の心情描写で、より熱く感じさせる一冊。
 最終話は、シロエにとって“茶会”からの卒業だった
 そんな気持ちが改めて

 また、クラスティが記憶喪失に陥っていた、という事実も判明。これは次巻の話題ですね。

次巻、クラ寿司さんとカナミさん
 その「邂逅」、合流が次巻での冒頭エピソードになるようで、後を引く決着に。
 心情が描かれると、シロさんの悩みっぷりがまた重い

 と同時に、彼の「全力管制戦闘」がどんだけキチガイ染みてるか、アニメ以上によく分かる!

典災『眠りにつけば安全は保証され、帰還はなされる』

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 シロエ達は跳ね除けましたが、「典災」は帰還の手段についても知っていた模様…?

開拓者たちの決意
 ロエ2、彼女や「典災」は異宇宙知性による人工生命体、「共感子」を集める為の存在だった。
 彼らにとって、エネルギーである共感子<エンパシオン>の収集
 その探索役の1体がロエ2.

 対し、典災は「収集」役の低知性体だったが、その一体がヤマト全土に牙を剥く。

 典災は、冒険者達が眠りにつくなら「帰還」させるというが
 シロエ達は戦い、撃破する事に

 カナミと通信機越しに再会したシロエは、この世界と現実、両方を行き来するという大目標を掲げる!

カラシン『シロエ殿ってば、五割凡人、四割秀才なんですよねー』

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 本来は指揮官、凡人、重なるところが多いのね。

「凡人」の悩み
 劇中、悩み続けるリーゼの姿も、シロエと重なっててハッとさせられる部分でした。
 五割凡人、自分の無知を理解できる賢さ

 残り一割の「やけくそさ」が、事態に立ち向かう強さでもあるっていうか。

 自分の未熟さを知り、受け入れ、立ち向かおうとするって大切。

アイザックは元々、春という季節が好きではなかった

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 また、何気ない地の文ですが、アイザックは春が好きではないから始まる一説が素敵。
 彼の性格では、「中途半端な季節」だからキライだと
 そういう考え方もあるのか!

 でも、冬が厳しい「中世程度」の世界では、“春”というのは本当にありがたい

 春が嬉しいというより、冬の終わりだから嬉しい…、なるほど。

イセルスに買って上げた短剣が、実は「多々良」の作だったり

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 アニメでは「同僚の会話」って程度でしたが、二人の掘り下げがまた楽しかった!

メバルフライと友達と
 正直、アニメでは「何故この山場で、この話が?」という感もあったアイザック回ですが
 アイザック、イセルス、それにカラシンの心情の掘り下げで
 これがまた面白かったです

 この「大災害」で商人として働き、起業する楽しさを知ったカラシンが、現実での起業に燃えてたり!

 この「大災害」に巻き込まれた人たち
 結果的に、かけがえのない経験をし、成長したのはシロエ達だけじゃないんですよね、

『だが、この痛ましい襲撃者よりはずっとましだ…』

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 同じくイセルス編、彼を狙った「暗殺者たち」って、仮に成功させても逃げられない片道切符
 それは、西の地で肩身の狭い種族だからだとか
 アイザックの怒りとか

 彼らに対し、アイザックが散々「黒剣」メンバーを罵倒し、愛する姿もカッコよかった!

 これもまたギルドマスターだよな、って。

シロエさん、慣れる

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 マジックバック大量生産!

距離感
 一方の主役勢、シロエとアカツキのワンシーンも、彼らが「慣れた」のがすごく微笑ましい。
 当初、シロエはけっこうアカツキに気を使ってて
 会話だってしようとしてた

 けど、アカツキは別に洒落た会話がしたいわけじゃない、って今は理解していたり。

 フツーの「女性に対する態度」じゃなくて、アカツキに対する態度を学んだ主君が微笑ましかった!

この世界は、アインスに言わせればあけすけで不安定すぎる

この世界は、狭すぎる

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 また、格差是正」を焦るアインズさん、彼の言う「世界の狭さ」にゾッとすることも。
 だって、“たかが数万人”しか冒険者はいないのです

 誰かが行き詰ったとき、その「原因」を、他の誰かのせいにしやすい世界。

 社会が悪い!
 みたいな、漠然とした形になりにくいというか。

 自分が儲からないのは、他の××が市場、モンスターの狩場を独占してるからだ。みたいな

 そういう「名指し」になりやすく、瓦解しやすい社会なんだな、みたいな。

極端な話、農業技術だって戦火の火種になる

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 また、本作は「現代世界の先進技術」を持ち込み、無邪気に楽しんでいる面も面白いんですが
 それもまた、非常に危ういですよね

 医療や農業の発展で、領土が豊かになれば「領主」は野心を起こすと。

 戦争がごく一般的な社会だから、彼らの発展は、争いの火種になりかねない。異世界モノは怖い。

『ソウジロウは嬉しかった』

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 心情描写の一つ、ソウジロウも、「自分のギルドは茶会の代わりじゃないか」という悩み
 レイド戦真っ最中、その連携に無言の安心を感じ
 解消されるという流れ

 言われてみれば、彼もそんな悩みを持ってて当たり前ですし、ハッとなる一幕。

 シロエといい、前に進んでる巻だった!

定番の巻末、「それぞれの一日」収録

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 アニメでも目立ってた「櫛八玉」さん、彼女のスピンオフも出たそうな。

イセルス良い子!
 それぞれ、起床から就寝まで一覧で描く「とある一日」、5時に自主練、20時就寝のイセルス君!
 五十鈴とルディ、アイザックカラシンヘンリエッタにリーゼ
 そして櫛八玉が収録

 何気に、モテようとしてモテないカラシン、真逆のアイザックに変な笑いが。

 カラシンさん残念イケメンすぎィ!

収録

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 巻末イラスト、アカツキかわいい! あちこちで主君の力になろうとしててかわいい!! ドヤかわいい!

 エンターブレインログ・ホライズン 10巻 ノウアスフィアの開墾」。橙乃ままれ
 webにて無料連載。㈱KADOKAWA発行。
 2015年9月発売(前巻3月)

 CHAPTER.1「異邦人」
 CHAPTER.2「航海種」
 CHAPTER.3「マイハマの幼君」
 CHAPTER.4「常蛾の眠り」
 CHAPTER.5「開拓者たち」

■付録
 マップ
 シブヤダンジョン攻略メンバー紹介
 タイムスケジュール
 ログ・ホライズン用語集
 あとがき