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Yahoo!ブログから移籍。2007/5/23(水)から2016/7/2(土)まで。現在 http://gno.blog.jp/

『プリニウス 3巻』感想、ポンペイの異変。そりゃヤバいぞ…! 著:ヤマザキマリ&とり・みき

 テルマエ・ロマエ作者さんの合作、古代ローマの「博物誌」著者、プリニウスを描く物語。

  ローマを離れ、療養の旅へ! この天変地異、もしやアレか…!?

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※画像右下隅クリックで拡大。

 

 噂の新興宗教”こと、キリスト教も出現、相変らずのネロ皇帝共々きな臭さを増す帝都を離れ
 いざ療養、と思ったら面白いことになってきた!
 不謹慎な感想ですが!

 

 旅立ったところ、行く先々で起こるおかしな現象、場所は「ポンペイときた!

 

次巻、大事件勃発か?
 丁寧な天変地異の前触れの数々に、空恐ろしいものを感じる巻。
 また、巨大タコなどにイキイキとするプリ様!
 好奇心のカタマリよね!

 

 一方で、秘書官エウクレスと「唖の少女」とのエピソードもひと段落。こちらもどうなるのか。

  エウクレスが見た幻、一角獣とプラウティナ

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 ポストカードが付いてました。一角獣が生々しくて、そこが良い感じ。

 

赤い月
 時は西暦50年代頃、いよいよ放漫政治ときな臭さが増すローマ帝都を、プリニウス離れた。
 身の安全と、自身の持病には「空気の良い場所が良い」という
 健康上の問題もあってだ。

 

 秘書官エウクレスも、娼婦プラウティナに心を惹かれつつ、帝都を後にする。

 

 が、彼らがポンペイへ途上で出会ったのは
 天変地異の前兆の数々

 

 とり急ぎ、ポンペイへと急いだ一行は、石造りをも砕く異変に出遭う――――。

  飼い猫「ガイア」、ローマを歩く

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 掲載一話目から、“猫視点”という異色のお話、ありがちな「猫の心の声」描写などもなく
 あくまで、いつもの本作を猫の視点から見た
 そんな回が収録。

 

 それ自体も面白いですが、猫の作画もまたガチなんですよね!

 

 欲を言えば、「猫視点のローマ」をもっと見てみたかったなー、とも思いました。

  なんと毛髪が再生する

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 今巻、ミョーに存在感のあった一言。やはりハゲは人類永遠の悩みである。
 博物誌先生いわく、タツノオトシゴが効くとか
 考えた事もなかったわい

 

 というか、「毛髪再生に使える」という記録が残っている、必要とされた事が少し笑えます

 

 西暦50年代の時点で、既にそんな知識が必要とされていたという辺りがな!

  プリニウス様、行く先々で「異変」に遭う

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 水道施設の整備っぷりがすごい。

 

赤い月と異変
 当時、深海魚に対する知識が薄い漁村の老人が、その大量打ち上げを気色悪がる場面も印象的
 現代でも不気味ですが、当時ならより恐ろしいでしょうね
 怪物みたいに称してました

 

 他にも、有毒ガスの噴出による動物の大量死など、火山らしき描写の数々が。

 

 次巻、えらい事になりそう。

  人と動物と

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 動物は、生まれたときから「自分の長所、どう生きれば良いか」がわかっている
 けど、人間は学ばなければ解らない
 できる事は泣く事だけ

 

 人間の特性を知性だと考え、他の動物に対し恥ずかしくないよう、磨きたいというプリニウス

 

 感化され、深く考え込むエウクレスも印象的でした。

  収録

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 ますます追い詰められていくネロ様、娼館に火を放ったのは、やはり彼なんでしょうか?

 

 バンチコミックス「プリニウス 3巻」。ヤマザキマリ×とり・みき両先生の合作。
 月刊「新潮45」連載、新潮社発行。
 2015年9月(前巻2015年2月)

 

 第15話「ガイアチェトラ」
 第16話「ウニコルヌス」
 第17話「ブッルス」
 第18話「アンナ」
 第19話「アッピア
 第20話「カンパニア」
 第21話「セリヌム」

 

 巻末は、二人の作者さんによる対談を収録。

 

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