GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記 バックアップ

Yahoo!ブログから移籍。2007/5/23(水)から2016/7/2(土)まで。現在 http://gno.blog.jp/

アルスラーン戦記 第十六章「落日悲歌」感想、戦像の猛威! されどジャスワント不憫!

戦象決戦、完勝! ラジェンドラ殿下、疑って悪うございました!

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 戦象を過信し、本陣が功に焦って突貫して討ち取られかけるという、第一王子の歴史的無策!
 三倍の戦力差あれど、本陣とられちゃ意味がない!
 戦象を過信しすぎたのだ……

 が、その過信も納得の「生きた戦車」の突撃、まさに無敵でしたね!

「兵器」には勝てなかったよ…
 そんな、戦象を一蹴したのは「槍」射出機、むしろあんな兵器を急造したパルス軍がスゴいわ!
 戦象以外には、あれほどの貫通力は必要ないので
 作られなかったんでしょうけれど

 しかし、あれほどの兵器を短期間で量産・配置した手際、ナルサス有能すぎィ!

【朗報】ラジェンドラ殿下、パルス軍を裏切らず

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 第一王子軍15万に対し、ラジェンドラ5万、パルス1万の圧倒的劣勢…!

長所は短所に
 パルス暦321年二月、第一王子ガーデーヴィは、国軍最強の「戦象」以下十五万もの兵を動かし
 対するラジェンドラは、城塞に留まるパルス軍一万を頼みに
 五万の兵で挟み撃ちをかける。

 事実、“戦象部隊”の突進力は脅威となったが、小回りが利かぬ弱点でもあった。

 ナルサスの罠に戦象部隊は壊滅し
 また、戦象を過信し、突出したガーデーヴィ王子はダリューンに襲われ、辛くも戦線から離脱。

 再び対峙する王子兄弟に、国王は「両軍の代表者で決着をつけよ」と命を下す。

 次回、第十七章「神前決闘」

ガーデーヴィ『王位簒奪を企てるラジェンドラを討つ! 大儀は我らにあり!』

ラジェンドラ『奴らは連戦連敗、流れは俺たちにある!』

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 流れだけで、9万+戦象の差を埋める気ですか殿下ァ!?

「王道」の脅威
 意外や、ラジェンドラはパルスを裏切ることなく、第一王子軍と先に激突する誠意を示した。
 状況的には、両軍で「挟み撃ち」の格好

 しかし、9万の戦力差は、そんなもので埋まるはずが無い

 純粋な戦力比の違い
 劣勢側が、バカバカしい正面対決を始めつつあるが、それに乗ってやる義理は無い!

 ナルサスは一計を案じる―――。

ガーディーヴィ『どのツラ下げて戻ってきたッ!』

マヘーンドラ宰相『お怒りはごもっともながら、どうか償いの機会を…』

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 また、孤児ジャスワントを育て上げたマヘーンドラ宰相は、彼を第一王子から庇う。
 彼もまた、本当に良い義父だったか…。

 マヘーンドラ宰相は、敵の策が上手だったと認める度量さえあった。

 ガーディーヴィ殿下を危惧する宰相
 それでも、「奴隷が産んだ王子」よりは、こちらに尽くすのが筋だと思えたのでしょうか…?

ダリューン『いずれ殿下はヒルメス王子と対峙する事になろう』

ナルサス『その時には、再び殿下の器が問われる事になるだろうな…』

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 一方、エラムの陣頭指揮で、パルス軍は「武器」を急ピッチで作らせつつあった。
 無数の刃と、車輪の付いた馬車もどき

 また、二人の王子の戦いに、アルスラーンの未来をダブらせる。

 ちなみに、前回~開戦で、二ヶ月間かかったようだ。

ラジェンドラ『血統は遥かに優位なのに、父は貴様を王太子としなかった』

『貴様自身が、俺より見劣りするからよ!』

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 矢は通じず、剣で斬りつけるヒマも無い!

ラジェンドラの「計算外」
 早くも二月、ようやく軍を揃えた第一王子を、数で劣るラジェンドラは自信満々に挑発する。
 何故なら、「寒さ」で戦象は戦えないハズなのだ――――。

 だが、戦象部隊は薬物で興奮しており、勇猛なラジェンドラ軍を一蹴!

 ってか、コレ勝てるハズない!?
 絶望的な強さ!

 現実の紀元前でも、ヨーロッパで猛威を振るった「象」の脅威、恐るべし!

 計算が甘かったのだ…!

ラジェンドラ軍「槍」で対応する

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 また、騎馬部隊に対し「槍を地面に固定し、槍の壁を作って対抗する」戦術は非常に有効
 有効なんですが、象相手じゃ規模が違い過ぎィ!
 そもそも固定してないし!

 蹂躙じゃないですかヤダー!

ラジェンドラ『く、せめてパルスの騎馬隊がいれば…!』

伝令『パルス軍は城塞で包囲され、足止めされている模様!』

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 親方、側面からパルス軍が!

王子の決断
 既に、騎馬隊どころじゃない状況ですが、頼みの綱の「一万のパルス軍」も城塞を包囲され
 ラジェンドラ王子は覚悟を決める

 これ以上、俺についてきた者達を死なせるわけには……!

 それが言えるだけ正しい。
 少なくとも、この人は部下を思っている。

 が、そのパルス軍が、魔法のように側面から現れるというファンサービス!

 またもナルサスマジック!

ガーデーヴィ軍『黒い…、嵐だ……!?』

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 側面を突かれ、ダリューンらと接触したガーデーヴィ軍は、鎧袖一触で崩壊してゆく。
 寡兵、なれど戦えば無敵!
 ダリューン無双!

 おかげで、ラジェンドラ本陣は戦力を立て直す。

 毎度ながら強すぎィ!

ラジェンドラ『城塞で包囲されていると聞きましたが、一体どうやって?』

アルスラーン『ちょっと飛んで参りました♪』

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 いつから篭城していると錯覚していた?

「包囲軍」無力化
 つまり、パルス軍はとっくにグジャラートを発しており、城塞は囮に過ぎなかったのだ。
 第一王子軍は、2万もの軍が空振りに終わった
 が、13万は健在。

 ご安心下さい。我らパルス騎馬隊の真価は、その機動力と柔軟な戦術にあります

 しかし、無敵無敗の戦象部隊に対し
 パルスは対策は終えていた

 要は、兵の移動の速度、方向転換で騎馬隊は遥かに優位。

ガーデーヴィ『見ろ! パルス軍が引いていく、我が戦象部隊には勝てん!』

『パルス軍を追い込め、俺も出るぞ!』

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 ダリューンら騎馬部隊は、正面から突撃すると思わせ、その進路を大きく転換する
 急激な動きに、戦象部隊は「追う」ので精一杯

 それも、薬で高揚している為、止まる事を知らない!

 薬の使用が仇に――――

戦象部隊『何だアレは!? 止まれッ!』

ナルサス『象の皮膚には矢は通りません、槍を使い、毒を塗っておきました…』

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 ゲェー! ダリューン!!

ジャスワント跳躍
 その前方には、待機期間中に量産された『槍による巨大な弩弓』が密集、戦象たちを餌食とした
 のみならず、戦功を焦って突貫したガーディーヴィもが
 この包囲網に――――

 殿下があの者をお助けになるのは、これで二度目でございます。

 辛くも逃すジャスワント
 有能過ぎィ!

 加えて、槍なら腕に覚えがあった第一王子、無謀すぎィ!

 かくて指揮官逃亡、戦闘終了に――――。

チャンディガルの野における戦いは終わった――――

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 ガーデーヴィ軍は、戦象を含め9万も上回りながら、戦象を失った動揺と王子の逃亡によって
 あっさりと戦いを放棄したらしい。

 やはり指揮官自ら、前線に出てはいけない

 あとダリューンと遭遇してはいけない。

ガーディーヴィ『何故あの場で逃げた!』

『あの逃走で敗北は決定した、逃げてはいけなかったのだッ!』

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 あ、アンタなんて恩人じゃないんだからね! 勘違いしないでよね!

畜生の鑑
 無論、ガーディーヴィも「逃げた」のが軍全体の敗北だったと理解し、ジャスワントを責める。
 いやむしろ、突っ込んだアンタが一番悪い。

 ワシは…、補佐する相手を間違ったのかもしれん……。

 遅いよ宰相様!
 が、思ったよりマトモな人ですね宰相様!

 それでも、既に後の祭りの事態、持久戦で勝利を掴もうと考えていたが――――。

臣下『急報です、国王陛下が目を覚まされました!』

国王陛下『―――大方、見苦しい兄弟喧嘩をしておるといったところか』

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 ワシも知恵に限りある身、この裁断は神々にお任せするほかあるまい――――

神前決闘
 が、病床の「シンドゥラ国王」が目覚め、状況を察するや“神前決闘”を発令した。
 代表同士、一対一の決闘をせよ、と。

 シンドゥラの王様は、よっぽど自分で責任を取るのがお嫌いらしいな………

 ギーヴさん辛辣
 だが、白黒つけねば国民も納得しない事態。

 何より神前決闘とは、僅か「一人の犠牲だけ」で決着がつく、効率の良い決戦だった。

 数に劣るパルスには、願ってもないといえる。

ラジェンドラ『この神前決闘だが、代理人に戦わせることもできる』

『そこで、折り入って頼みがあるのだが――――』

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 まあ、第一王子も腕は立つらしいし、王子の直接決闘なら妥当なところか……
 かと思われた。

 が、ラジェンドラは深々と頭を下げ、「代理人」にダリューンを指名!

 最強の男を迎えに来た!

予告『ダリューンをこのような決闘に出したのは、間違いではなかったのか?』

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 昨年、マンガ家さんとアシスタントさんと」もアニメ化されたマンガ家、ヒロユキ氏。弱い(確信)。

次回、ラジェさん怒られる
 意外や、ラジェンドラも宰相閣下も誠実、第一王子は無策で、ナルサスは腹黒だった!
 あんな兵器、量産・配備する時間なかったでしょ!

 と思ったら十五万動員するのに、二ヶ月もかかってたのね。なるほど…。

 そして「決着」は決闘に!
 なんて前時代的な…、いや前時代なんですけど!

 次回、第十七章「神前決闘」

■関連観想記事
 第十一章「ペシャワールへの道」
 第十二章「騎士の忠義」
 第十三章「王子二人」
 第十四章「異国の王子」
 第十五章「シンドゥラの黒豹」

『戦象部隊』と機動力

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 現実でも、ヨーロッパに持ちこまれ猛威を振るった「戦象」ですが、紀元前で役割を終えました。
 突進力は凄いものの、小回りが効かない為
 分散攻撃で倒されたのです

 象に対し、迎え撃つ軍は味方同士の間隔を広く取り、その突撃を回避、脚を狙ったそうな。

 その後もインドなどでは主力。
 タイ王国では、20世紀初頭まで軍事用として使い続けたそうな。