GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記 バックアップ

Yahoo!ブログから移籍。2007/5/23(水)から2016/7/2(土)まで。現在 http://gno.blog.jp/

アルスラーン戦記 第十五章「シンドゥラの黒豹」感想。ジャスワントの忠義、華麗なるギーヴ、殿下の涙…!

いつから糧食隊だと錯覚していた? ったく、ナルサスさんは汚いぜ!

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 やはり、「裏をかいた!」と確信したときほど、ナルサスの手玉に取られるとかいう美しき流れ!
 また、イケメンっぷりを久々に全開にしたギーヴ
 実に華麗でしたね!

 殿下はこのダリューンにとって、何よりも大事な主君でございます。それではいけませんか? 殿下。

無敵にして忠臣
 ダリューンも、戦でもメンタルでも殿下の支えを務めるのが
 清々しいくらい男前。

 さて、次は国都戦ですが、そろそろラジェンドラ王子も男を見せてくれるのでしょうか?

ラジェンドラ『いやぁ、パルス兵の強さ、実に見事だ!』

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 冒頭無双、特にダリューン強すぎィ!

裏の裏のそのまた裏に
 ラジェンドラは、パルスとシンドゥラで軍を分け、国都を挟み撃ちにする作戦を提案。
 ナルサスは、それがパルス軍を消耗させる策だと考えつつ
 糧食だけを要求、快諾した。

 また、彼の寄越した「案内人」は、実は第一王子のスパイであるジャスワント

 ジャスワントは道中の城塞の主を焚きつけ
 パルス軍の足止めを図るが、その策を見抜かれ捕縛、しかしアルスラーンにより解放された。

 国都に迫るパルス軍に、第一王子は無敵の「戦象部隊」を出陣させる――――

 次回、第十六章「落日悲歌」

ダリューンナルサス、どうも俺はあの男を信用できん』

ナル『むしろ俺は、奴がどういう策を巡らせてくるか、待ちかねているよ

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 さて「息子」は何人いるんでしょうか?

二つの埋伏
 さて、開幕から「第一王子軍」を圧倒した精強パルス軍を、ラジェンドラ王子は持ち上げる。
 その約束された裏切りと、そして―――

 宰相閣下は私にとって、父も同然でございます。この命に代えても……!

 彼自身の軍に、第一王子のスパイが潜入
 進軍を遅らせるよう、世襲宰相に厳命されていた。

 裏切り者が率いる軍に、更に裏切り者が潜入しているカオス。

パルス暦321年、その年明けを、アルスラーンシンドゥラの荒野で迎えた

パルス式に新年の儀式が行われ、国王の代理を果たした

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 いよいよ年明け、数多くの将兵に祝われ、彼らの責任を預かる立場だと実感する殿下。
 一方、ナルさんは子供コンビのケンカに辟易していた

 天下随一の策士が、子供相手に形無しだな?

 年明けは大切。

ラジェンドラアルスラーン殿、新年の挨拶に来た!』

『我が友にして心の兄弟たるアルスラーン殿、相談があるのだが…?』

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 しかし、新年の宴の主賓であるはずの殿下は、一人たそがれるように輪から離れていたところ
 調子の良いラジェンドラに、調子の良い頼みを受ける

 彼はパルス軍と分かれ、国都を挟み撃ちにしようと持ちかけてきたのだ。

 もちろん、これは罠だろう……。

ナルサス『まず、殿下にお祝い申し上げます――――』

『殿下の部下に、どうやら阿呆はひとりもおりませんようですので』

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 とっさにアルスラーンを庇う辺り、根は良い奴なんだぜ!

シンドゥラの黒豹
 彼にすれば、パルスも第一王子も両方疲弊してくれた方が、都合が良いに決まっている。
 その上で、ナルサスは飲めと提案する

 確かにラジェンドラ王子は信用できません、ならばむしろ、距離を置いて行動されたほうがよろしい

 代わりに「食料」「案内人」を要求せよ
 その言葉に従い、現れたのは“シンドゥラの黒豹”であった……。

 ラジェさん、解っててやったのか?

ジャスワント『ずいぶんな挨拶ですね?』

ギーヴ『―――ふぅん、やっぱり、ただものじゃないだろ?』

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 当然、アルスラーンの幕僚、特にギーヴは「信用しない」と明言するように踊りかかったが
 ジャスワントは、火の粉をはらうように撃退
 その強さを印象付ける

 当然、ダリューンは「殿下暗殺の為の刺客か?」と警戒する。

 ラジェさん、ホントに「案内人」として寄越したのか…?

ナルサス『アレを陥とす手段はいくらでもありますが、時間をかけられません』

『戦わずに通過できる手段を探りましょう……』

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 忘れてた! ギーヴはイケメンなんだった!

イケメンはうそつき
 さて、第一王子派の「グジャラート城塞」に達した一行は、ジャスワントギーヴを使者とし
 寝返るよう持ちかけるのだが――――。

 両将軍、あのギーヴなる者が言っている事は、まったくのデタラメです

 速攻でバラすジャっさん!
 そして、久々にモテまくっているギーヴ

 ジャスワントは、自身が第一王子派の工作員だと城主に明かす。

 パルス軍は、あなた方を騙しているのだと。

ジャスワント『―――私に考えがあります』

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 そこで、敢えてパルス軍の策に乗るフリをし、密かに領内を抜けようとする彼らを襲い
 最後尾の「糧食隊」だけ潰す策を提案

 継戦能力を奪い、後は城塞に篭り、持久戦に持ち込めば良いのだ。

 クレバーな策略である
 ただ、ジャスワントが信用されていれば、だが――――

ギーヴ『黒猫さんよ、発火筒より先に、アンタの尻尾に火がついてるようだぜ?』

城主『―――これ以上は合図を待てん、襲撃だッ!』

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 ゲェー! 弓兵!

裏の裏のそのまた裏は
 だが、ナルサスは「彼が作戦をバラす」と承知の上で、糧食隊を“弓兵部隊”に摩り替え済み!
 いつから糧食部隊だと錯覚していた?

 襲撃だ! 食料を奪い尽くせッ!!

 台詞だけ聞くと世紀末感がスゲェ!
 ともかく、偽装を解いた絶世の美女たちの猛反撃に、シンドゥラ軍は大混乱。

 やはり軍師はきたない!

 が、城塞の主は一歩も退かず……!

城主『パルスの小僧! そこを動くなァッ!』

ダリューン『殿下ァ!』

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 アルスラーンの姿を認め、勝機とばかりに突貫した城主は討たれ、結果的に指揮系統が完全崩壊
 城司ゴーヴィン、無念の敗死にも程がある…!

 主を失い、トコトコ歩きになってしまう軍馬が生々しい。

 かくて、グジャラート城塞はパルスの拠点に。

ジャスワント『前は、手を抜いていたのか!』

ギーヴ『あんなところで、本気出すわけないだろ?』

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 一方、シンドゥラの黒豹も嘘吐きイケメンにたばかられ、無念の敗北を喫していた。
 ギーヴの実力を見誤り、挑発で集中を見出し
 翻弄された末の敗北である。

 やはりイケメンはうそつきだった―――。

アルスラーン『最初から裏切るつもりだったのか?』

ジャスワント『裏切る? それは違うな…、始めから忠誠を尽くしただけだ!』

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 そろそろ、ギーブも殿下の事が解ってきたようで何より。

「親なし」の共感
 が、捕えたジャスワントが「父を知らず」、親代わりとなった世襲宰相に忠誠を尽くしていると知り
 実父を知らぬ殿下は、共感から彼を逃がしてしまう

 自分の親を、知らないのか……

 正直、お甘いと存じますが
 と釘を刺しつつも、ナルサスも「解放」を追認。

 さて、ジャスワントの辿る運命は…?

 このあと「父」に裏切られ、道具扱いされ捨てられる、まではテンプレですが……?

ナルサス『まったく、エラムもまだまだ子供なところがある…』

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 事変後、またもナルサスを巡って喧嘩するエラム&アルに、ナルサスは嘆息。
 初登場の頃は、アルスラーンらに心を開かず
 硬い雰囲気だったエラム

 しかし、すっかりラブコメの波動です。

ダリューン『将来アルスラーン殿下が王となり、エラムがそれを補佐する』

『そうなれば、良い政治が行われるのではないか?』

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 年長者二人は、あと十年もすれば、アルスラーンエラムが新しい王政を築くだろうと期待
 二人とも、「少年達の出自」など気にすることなく
 彼らの才気を認めていた

 もはやアルスラーンが「王子」でも「王族」ですらないのも、紛れもない事実。

 そして、殿下自身もそれに気付いていた…!

世襲宰相『ですが、彼らの軍を合わせても、まだ我らが勝っております』

『それに加えて、我らには“戦象部隊”がおります』

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 殿下、これは動物愛護団体が黙っちゃいませんぜ!

インド特有の最終兵器
 だが、殿下の「通過点」に過ぎないシンドゥラ侵攻作戦にも、大きな壁が存在していた。
 物理的に大きな壁!

 それは麻薬で凶暴化させた、戦闘用の「象」部隊!

「お鼻」が長いのね!
 そうよッ! 母さんも長いのよッ!!

 なんと、不敗と謳われた旧アンドラゴラス王の部隊でも、彼らを突破できなかったという…!

殿下『私は一体何者なんだろう…、私は、王家の子では』

ダリューン『殿下のご正体は、このダリューンが存じております』

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 我がマイスウィートエンジェルでございます。

ありがとう
 一方、ジャスワントの言葉に、「自分の出自」をいっそう気にしだしたアルスラーンだったが
 現れたダリューンは、快刀乱麻に断ち切った。

 殿下はこのダリューンにとって、何よりも大事な主君でございます。それではいけませんか? 殿下。

 男前だ…!
 対する殿下は乙女のようだ…!

 ただ、直属はどうあれ「王家でない」のは、大きな禍根を残す事でしょう。

 ですが転じていえば、出生など関係ない国作りに、アルスラーンは文字通りの象徴となるのか?

予告『無傷無敵の戦象部隊は、大地を鳴動させ襲いかかってきた…!』

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 化物語などの西尾氏、っていうか殿下ひでえ!

戦象部隊、襲来!
 温和な生き物、そんな印象を消し飛ばす「戦象」の歴史は古く、紀元前1100年ごろには既にあったという。
 かのイスカンダルアレキサンダー大王の率いる軍も
 戦象部隊と戦った記録が!

 なおアフリカ象部隊とインド象部隊がぶつかり、インド側が強かったので重用されたという話も……。

 しかし徐々に対抗策が発見され、あの「カエサル」の軍によって完封
 紀元前の時点で、西洋では主力から外れた
 歴史的な「兵器」である…!

 とにかく次回、既にシンドゥラ国都が落ちてそうなタイトルですが、王子の明日はどっちだ!
 そして銀さんの出番は!?

 次回、第十六章「落日悲歌」