GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記 バックアップ

Yahoo!ブログから移籍。2007/5/23(水)から2016/7/2(土)まで。現在 http://gno.blog.jp/

アルスラーン戦記 第七章「美女たちと野獣たち」感想。勝者の嘘、敗者の無残。役者は出揃ったッ!

愚王に賢弟、再登場の『捕虜の少年』と女神官ファランギース! 新キャラ繚乱!

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 自ら動き出したカーラーン卿と、アルスラーン一行の直接対決が迫る、敗戦翌日・決戦前夜回!
 勝者となった、ルシタニア共の蛮行をこれでもかと描き
 裏切った奴隷たちも哀れ…!

 新キャラ、ファランギースも鮮烈ですが、それ以上に『勝者のおごり』が残酷だった!

ナルサスの勝算とは…?
 また信念を以って「蛮行」を行う、裏切りの英雄、カーラーン卿にも決意を感じました
 4対1000の殿下一行が、どうやって彼を捕らえるのか?

 ナルサス卿のスパルタ教育、どうなるのか楽しみ!

ルシタニア国王『臭い…………』

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 見ただけで解るわ、奴隷解放とか真っ赤な嘘だわ……!(偏見)

『勝者』というケダモノ
 パルス暦320年11月、陥落したパルス王都『エクバターナ』はルシタニア軍に蹂躙され
 役人と神官、支配者層は皆殺しもと同然とされた。

 だがルシタニア王は、タハミーネ王妃を気に入り『王妃にする』と言い出す

 喧騒の中、カーラーンアルスラーン抹殺に千人を出陣
 近隣の村を焼き、殿下を誘い出す。

 また、同じくアルスラーンとの会見を求める、ミスラ神殿の使者・ファランギースギーヴと出会う。

 次回、第八章「裏切りの英雄」

ルシタニアの蛮人共『神官と役人共は、すべて殺せぇぇッ!』

客将・銀仮面『―――今の勝利を驕るが良い、ルシタニアの蛮人共が…!』

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 役人皆殺しとかムチャするわ……。

栄華反転
 陥落したパルス王都で行われたのは、敗者に対する、徹底的な虐殺劇であった。
 宗教国ルシタニアは、パルス宗教の抹殺と
 政治層の殲滅を行ってゆく。

 対し、その様を冷ややかに眺める銀仮面は、いずれ『この国を取り戻す』決意を見せた。

 果たして、その方法とは……?

兵士『ギスカール様! 陛下が無理難題を仰って、みな困っております…』

『陛下が、タハミーネを王妃にすると言って聞かぬのですっ!』

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 cv子安=ギスカール閣下、お疲れ様です……。

ギスカール様は苦労性
 一方、王都に我が物顔で入った『ルシタニア国王・イノケンティス七世』は、暗愚を極めた言葉を吐く。
 捕らえた王妃、本来なら見せしめとすべき“敵国指導者”を
 妻にしたいと言い出したのだ。

 しかも、タハミーネ王妃は『彼女を奪い合い、骨肉の争いが続いた』という札付きと判明。

 賢き王弟、軍を切り盛りするギスカール様は頭を抱える……。
 弟! 悪い意味で血統主義

 こういうアホ王の話、歴史書で見たぞ!

アルスラーンの母、タハミーネをとりまく『男達の戦い』

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 クレオパトラみたいな。

その『息子』とは?
 元々、とある国の宰相の婚約者だったが、惚れた王が奪い妻にしたのが始まり。
 その国も、パルスに滅ぼされた。

 続いて奪い合ったアルスラーンの父は、実兄オスロエスを殺害……

 だから冷たい夫婦だったのか…。
 となると、アルスラーンに冷たいのも納得ですし、銀仮面が『殺されかけた』理由もコレか?

愚王『その方ら、勝利は神のお力によるものじゃ。手をつけてはならぬ』

『この宝物庫の管理は、全てボダン大司祭に任せる』

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 ギスカール様の胃痛は、マッハを越え光にも近付く!

王弟と『客将』
 王は、シャプールを晒し者にした蛮人司祭・ボダンに、集めた富を管理させるという最悪の命令を下し
 この上、もしタハミーネとの息子でも生まれたら…
 と、賢い王弟は頭を抱える。

 もしそうなれば、『新たなパルス王族』が生まれるのと同義でもあるのだから。

 だが銀仮面は、『王弟ギスカールをこそ周囲は認めている』と言い
 彼の謀反をそそのかす。

ギスカール『アトロパテネの霧、魔道士の技によるものだ、と言う者もいるが?』

銀仮面『イアルダボート神のご加護でございますよ……』

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 しかしギスカールも、しっかり銀仮面を警戒している描写があり、無能ではない模様。
 むしろ、『王への謀反アリ』などの罪を着せられ
 王に殺されそうな雰囲気?

 銀仮面がルシタニアを叩きだすなら、この人は明らかに『邪魔』ですし。

 彼と王の対決が王道か?

見世物士A『ルシタニア兵め、好きにやりやがって……』

見世物士B『少しでも奴らの機嫌を損ねると、殺されるぞ?』

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 一話の少年、久々の登場。声が妙に乙女っぽくなった気が。。。

奔走する騎士たち
 市街地では、ルシタニアが金銭すら払わず我が物顔で練り歩く、以前より更に悪い治世が誕生
 その中を、三年前の『捕虜』だった少年は駆ける

 裏切り者がデカいツラをしおって……、命がけで戦うより、味方を売ったほうが出世への近道らしい?

 カーラーンも、諸将に蔑みを受けつつも銀仮面に忠誠を尽くすべく
 アルスラーン捕縛作戦に動く。

 少年…、『仲間たち』が皆殺しになった事実は、アルスラーンから聞くんでしょうか?

街娘『噂では、アンドラゴラス王も行方不明なのですってね…?』

ルシタニア兵『ああ、そのようだ。それより――――』

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 エラム君の女装、違和感が仕事をしない!

美女と野獣と少年騎士
 やがて、同僚の横暴を咎めようとした少年騎士は、『彼女』が同僚を切り殺す場面を目撃
 慌てて切り合うが、奴隷たちに阻まれ、逃げられてしまう。

 ルシタニア国軍将軍、バルカシオン伯爵に仕える見習い騎士、エトワールだッ!

 エト君ってば、正義感があって好ましいなぁ
 三年前と変わっとらんわ

 そして、街娘=エラムとの激しい剣戟! 二人とも凄腕すぎィ!  

元・奴隷『解放してくれるって話は!?』『俺は主を殺したんだぞ!』

『このままじゃ飢え死にだっ!』

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 エトさんに詰め寄ったのは、『解放する』が何も実施されてない、生活がよくなってないと嘆く奴隷達
 奴隷に対し、解放令すら発していないらしい。
 ま、まぁ戦後まもないですしね…

 しかし、主を殺し『仕事』を失った彼らは、今すぐにでも『報酬』が欲しいワケで……。

 皮肉にも『衣食住の保証があった』、奴隷制度を懐かしむ結果に。

ナルサス『―――それに殿下は、歩く大義名分』

『殿下を押したてれば、ルシタニアに抵抗する勢力を糾合できます』

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 抵抗勢力も、いざとなれば『アルスラーンが勝手にやった』と言い訳できるしね!

ナルサスの“試し”
 かくして、『行方不明の王』『カーラーン出陣』の情報を得たナルサスは、彼が“村を焼く”と推測。
 非道な人質作戦に対し、アルスラーンは出陣を決める。

 殿下が村を救いに行かなければ、『主君たる資格なし』と、見放すつもりだったのではないか?

 殿下は地域一帯の為に必要だと考えつつ
 村を救う、民の為、危険に飛び込む器量も彼に必要だと考えるナルサス

 ナルサス先生キビシイ!

 さて、1000人の兵に対抗する策とは…?

楽士ギーヴ『(噂通り、辺りの村がヤられているなぁ……、ま、関係ないがね)』

『――――ん? んんん! 滅多にいない良い女だッ!』

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 一方、華麗に城を脱出したギーヴは、ルシタニア兵が待ち受ける街道を行く女に一目惚れ。
 ルシタニア兵から救えば、惚れてくれるに違いない!
 と、ノリノリで介入を決める。

 御礼をしなくてはと考えるだろう…、そうなるだろう…、そうなるといい、そうなるべきだ!

 この楽士ノリノリである

ルシタニア兵『女! 一人で何処へ行く?』

『我らを戦勝、ルシタニア兵と知っての態度か?』

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 思ったよりめんどくさいぞ!

そこの絶世の美女!
 しかし、旅の女はルシタニア兵を次々と返り討ちにし、ギーヴも加わっては総崩れとなった。
 なんせギーヴ、銀仮面とも渡り合える腕だしね!

 私を呼んだか? ただの美女ならともかく、絶世の美女といえば、そうおらぬ故

 しかし女、変人であった。
 美人ではあるが、『絶世の美女』と呼ばねば振り返らない!

 おっそろしく自意識過剰であった…ッ!

女神官『私の名はファランギース、ミスラ神殿に仕える者じゃ』

『――――王太子アルスラーン殿下の下へ、参ろうとしておったのじゃ』

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 なお英雄神ミスラは、イラン神話の神として実在、広く崇められていた神様だそうな。

アルスラーン』を求めて
 ミスラ神官の彼女は、『王都健在』の前提でアルスラーンへの使者に出された、とギーヴに明かし
 一方、カーラーンもまた殿下を求めて強硬策に―――!

 ならば近隣に触れ回れ! アルスラーンとその一党を匿えば、女子供も皆殺しにするとな!

 何としても、『銀仮面一党』の手で殿下を捕らえる。
 村を焼き、誘い出すカーラーン

 アルスラーンの優しさに付け入ると共に、彼らの逃げ場を無くす強硬策。

 彼が、そこまで非道な手を用いる理由とは……?

予告『カーラーンの声には、単なる嘲弄と呼ぶには陰惨すぎる響きがあった…』

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 押見修造氏、実写テイスト、全編ロトスコープ・アニメで話題となった『惡の華の原作者さま。

略奪の王都
 身分解放どころか、一話でアルスラーンが言った衣食住の保証』さえ失った奴隷たちの皮肉や
 政治層を皆殺しにし、容赦ない略奪を行うルシタニア
 文明が破壊される様が痛々しい。

 近代でも、中国を英仏が攻めたアロー戦争(第二次アヘン戦争)等に起きている、占領地の略奪

 文明人を謳いつつ、他国の文物から『金目のもの』だけ寄り集め
 収奪する姿が、なんとも野蛮でしたね……。

 そんな野蛮人と一線を画すカーラーンが、敢えて非道な真似をしている理由とは?

 次回、第八章「裏切りの英雄」

余談、『対ルシタニアの旗印』としてのアルスラーン殿下

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 仮に、銀仮面卿が本当に『パルス王族の血を引くもの』として、パルス奪還を掲げる場合
 アルスラーンは、非常に邪魔。

 だって、『王族の遺児』のネームバリュー的に邪魔。旗印は二枚も要らぬ!

 特にアルスラーンは『王太子』として既に有名ですから
 本当に邪魔。

 更に感情的・実利的なものがあるのか、単なる『戦果』狙いってだけじゃないと思うので楽しみ。