GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記 バックアップ

Yahoo!ブログから移籍。2007/5/23(水)から2016/7/2(土)まで。現在 http://gno.blog.jp/

エンバーミング 最終巻 [10巻 和月伸宏]感想。“終わり”から始まった物語、これにて完結

 19世紀のロンドンを舞台とした、死体を元にした「人造人間」を巡る物語

        死から始まり、死へと至る物語、完結。ヒューリー、本当にお疲れ様……。

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

※画像右下隅クリックで拡大。

 

 最初の主人公を務め、“激昂”の名そのままに暴れまわった好青年、ヒューリーの本当に死と共に閉幕。
 最後まで、自分の身を一切省みることなく満足げに死ぬ彼と
 死体卿の死に様が、本当に真逆なのも素敵。

 

 死者も復活も続出する中、だが、死者は決して還ってこないと訴えかけるような和月節が素敵でした。

 

足かけ七年柿八年
 七年半、幾度もの中断が哀しく、でも『るろ剣実写映画成功』による和月氏の成功が嬉しかった。
 そんな物語も、いよいよ今度こそお終いです。

 

 欲を言えば、最初のフランケンシュタインの話をもっと聞きたかったなぁ……。謎。

        ヒューリー『もう安らかに、死なせてくれ……』

イメージ 6

 生首に始まり生首に終わる…、本当にお疲れ様…。

 

終わりと始まり
 亡きDrリヒターの更なる改良をチェックし終えた死体卿は、新機能『万能細胞』をフル活用
 あらゆる細胞を模倣し、あらゆる『究極体』を模倣する死体卿
 その複合は、ジョン・ドゥをも追い込む

 

 が、文字通り『捨て身』の身体となったヒューリー、ジョン・ドゥ、アシュヒトの連携はこれを破った!

 

 事件は終息し、力を使い果たしたヒューリーは本当の意味で死亡。
 エルムもまたいつ『死ぬ』か解らぬ体に。

 

 ジョン・ドゥは、唯一『整備』できるピーベリーと共に、全『人造人間』破壊の旅路へ赴くのだった(終)。

        開幕死体卿。その原型となった少年より

イメージ 7

 見てるこっちがニヤける仲の良さですが、望んで哀しい結末へ

 

『原型』の少年
 最終巻は、前巻でグッチャにされた死体卿の過去、復活劇が描かれていったお話。
 こう言っちゃなんですが、本当に被害妄想。

 

 自分が嫌いで、だから人間が嫌いで、人間が嫌いだから死体が好きで

 

 助手っぷりがハマッてましたし、何か別の生き方があったんじゃないかと思えてしまう死体卿。

        先生『どうせ最期だ、記憶も存在も、自分自身で選べばいい』

イメージ 10

 衝撃で、本来の記憶も呼び起こされるが、既に助からない身体となったリリィの最期。
 憎まれ口というか、「さあ撃て」と言わんばかりに吐いて
 最期の最期で

 

 約束を果たせ、先生。

 

 今と過去、二つの記憶が一つとなった言葉を残し散るリリィ。安らかに……。

        あまりに長き時を経て還ってきたヒューリー、怒りの雷挺大暴れッ!!

イメージ 1

 もはや、頭部以外の全てが“電流”と成り果てたヒューリー、全力稼動の数分で“死ぬ”。

 

主人公リターンズ!
 また、ここまで温存されてきただけに、本当にヒューリーは大活躍でしたね!
 全数分で死ぬ、強さも圧倒的過ぎて
 そら温存されますわ。

 

 その言葉、在るべき魂を在るべき処へ――――!を始め 全てが格好良かった!

 

 圧倒、苦戦、また圧倒の結末、まさしく主人公!

        イヤダ! シニタクナイ!

イメージ 9

 その逆に、晩節を汚しに汚しまくってみっともなく死んでいった死体卿も、本当に彼らしかった。
 そりゃ、ラスボスらしくは無いかもしれませんけれども
 彼も「生きていた」っていうか。

 

 ナルホド。イヤ違ウ! ソレ楽園ジャナイ!

 

 変に「納得しかける」変人っぷりといい、彼らしい変人チックな最期であった……。

        いつか本当に『おはよう』が聞こえなくなる、その時まで

イメージ 5

 前巻、衝撃的なちゃぶ台返しが判明したエルム、そりゃ無茶ですよね……。
 彼女もまた、いつか安らかに。

 

 でも、いつか二人とも死ぬのだと思うと、それはそれで救いなのかもしれません。

 

 片方だけが残されるのでなく
 おそらくアシュヒトが、いつか彼女を看取り、死んでゆくというのなら。あの世いったら大変だぞ~う?

        収録

イメージ 8

 本当に善い人という形容が、この上なく合う方でした。これにてアバー・ラスト!

 

 ジャンプコミックスSQ「エンバーミング -THE ANOTHER TALE OF FRANKENSTEIN- 10巻(完結)」。
 和月伸宏月刊ジャンプSQ連載、集英社発行。
 2015年4月(前巻2014年12月)

 

■本編
 ♯53 DEAD BODY and NECROPHILIA-1
 ♯54 DEAD BODIES-1
 ♯55 DEAD BODIES-2
 ♯56 DEAD BODIES-3
 ♯57 DEAD BODIES-4
 ♯58 DEAD END

 

 巻頭、ヒューリーの綴じ込みカラーポスターあり!

 

エンバーミング博物誌
 Volume55 エンバーミング的映画解説『ヒステリア』
 Volume56 同上『フロム・ヘル
 Volume57 世界で一番有名な名探偵と、その兄!
 Volume58 映画解説『シャーロックホームズ』
 Volume59 同上『フランケンシュタイン
 Volume60 黒博物館より、最後の挨拶!

 

 え、黒博物館<ブラックミュージアム>って実在してるの!? すげえ!

 

 各話解説&近況報告アリ
 相変わらずオマケたっぷり。和月先生、本当に連載お疲れ様でした。次回作、期待して待ちます!

 

■関連感想記事
 

tahomaru.hatenablog.com

tahomaru.hatenablog.com

tahomaru.hatenablog.com

tahomaru.hatenablog.com

tahomaru.hatenablog.com

gno.blog.jp

gno.blog.jp

gno.blog.jp

gno.blog.jp

gno.blog.jp

gno.blog.jp