GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記 バックアップ

Yahoo!ブログから移籍。2007/5/23(水)から2016/7/2(土)まで。現在 http://gno.blog.jp/

アルドノア・ゼロ 第15話「旋転する罠 -Toll for the Brave-」感想、因果応報。“彼”だからこそ解る少年の怒り

皇帝を恨み欺いたザーツバルム卿、欺かれ、因果応報の果てに散る

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 スレイン・ザーツバルム・トロイヤード伯爵、てめえ、よくもザーツ伯爵を殺りやがったなぁ!?
 その驚きと怒りが先立つ回でしたが、でもザーツ卿だからこそ
 彼の怒りを、誰よりも理解できたろうな、と。

 さよなら――――、お父さん。

「ふ…、悪くない」
 だってザーツ卿自身が、「好いた女を殺された怒り」で戦い、やがて「階級社会を変えたい」と願った。
 自分が撃たれる理由を、ザーツ卿は誰よりも理解できたでしょうし
 そして、意思は間違いなく受け継がれる。

 そして、自分で撃っておいて泣きそうなスレイン、それでも撃った姫様主義の果てに待つものは…?

スレイン『さすがにタルシスでも、そこまで遠い未来は見えないか……』

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 冒頭で下準備していたスレイン、計算は「部下」ハークライトさんが行ったそうな。

因果応報の果てに
 地球と火星、両国の衛星基地が再接近する数分間を巡り、それぞれに守勢を強める。
 結果、互いに積極的な攻勢を行うことはなく
 戦いは痛み分けに終わった。

 だが、戦いの中「愛息」スレインを庇う為に飛びだしたザーツバルム卿は、命を落としてしまう

 スレインによる暗殺であったが
 彼は真相を隠し、本心からの敬愛でザーツバルムを弔い、彼の家督と、理想を受け継ぐ事を決意する

 その演説を傍受した伊奈帆は、アセイラムが死んでいないという確信を得ていた――――。

 次回、第16話。

マグバレッジ『ここ十数ヶ月で多くの情報を得ました、が勝てるかどうか…』

『ならば、界塚少尉。私はキミに賭けたい』

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 いきなりブラインドチェス、チェス盤を見ずに打ち合う高等テクから始まる第15話。

アルドノア因子
 伊奈帆の場合、「キスで起動因子が感染し、血液と混ざる事で活性化した」のが真相で
 保管されていた姫様の血液、単体では機能しなかったらしい。

 僕を戦場に出しても良いんですか? 僕が死んだら、デューカリオンは止まりますよ

 艦長の信頼、アルドノア因子に関する解説
 そして伊奈帆が「義眼」の機能で、思考も補助を得ている事が語られる。

 この伊奈帆、またパワーアップしおったか……。

ザーツ卿『このスレイン・トロイヤードは我が家臣、粗相があれば謝罪しよう』

『だが、いわれなき仕打ちであれば―――、容赦はせぬぞ?』

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 金色がマリルシャン卿、黒いのがバルークルス卿、だそうな。

「決めていた事だ」
 火星軍では、地球捕虜スレインを蔑む「騎士」が登場し、庇うようにザーツ卿が登場。
 酔狂を指摘されたザーツ卿は、なんとスレインを養子にしてしまう。

 諸君、聞かれよ諸君! 今、この場においてスレイン・トロイヤードを我が息子とする!

 彼を傍に置くのは酔狂ではない。
 その証明に、時代がかった言葉で「養子」宣言するザーツ卿、かっけぇ!

 同じ理想を持ち、秘密を共有し、同様に、好いた女の為に戦う覚悟を決めた男と見込み、卿の養子宣言!

「養子宣言」に、スレインは驚く

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 暗殺の決意自体は、姫が撃たれた時点で固めていたのでしょうけれども
 その卿が、自分を息子にした事にスレインも驚く

 そして卿のこの笑顔である。

 優しい気持ちになれる話だと思いました、思いましたが、ところがぎっちょん……!

偽姫様『どちらが勝つと思います? 連合軍にはお友達もいるんでしょう?』

エデルリッゾ『何をおっしゃいますっ! 地球に友など!』

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 エデルリッゾはかわいい。

嗤うレムリナ姫
 一方、自分の事なんか、誰も大切に思ってくれないというふて腐れ姫さまは
 かわいいエデルリッゾをからかっていた。

 では賭けましょうか? ヴァース帝国の勝利に……、たとえば、お姉さまの命とか?

 怖ァ!?
 あくまでジョーク、でもいつでも殺れるって脅してるわ!?

 ひがみ姫さま怖ァ!!

詰城祐太朗『(壁ドン)、ジャージッ!』

祭陽希咲『裕太朗ちゃん、ガツガツしすぎ』

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 そして、ユータロウちゃんの熱い壁ドン!
 チキショウ!

 低重力エリアで、ジャージで対スカート防御をしてたニーナに、怒りの壁ドン!

 だが待って欲しい
 もしや、ジャージ女子の可愛さに思わず壁を叩いてしまったとは解釈できないだろうか!?(錯乱)

伊奈帆『タルシス、攻撃回避率が高い……、搭乗者はスレイン・トロイヤード…』

回想姫さま『<地球に来る時に、親しい地球人に貰ったお守りです>』

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 回想でも姫さまは可愛い、そして二期でも「オコジョ」をカーム君が口にしてくれて嬉しい。

カーム君も高校生
 同じく、タルシスの「予測」機能を考察しつつ、姫様を思い出していた伊奈帆を
 カーム君は、北欧神話の主神オーディーンになぞらえる

 馬の調子が悪くなったら、いつでも言ってくれよ! ソッコーで直してやるからなッ!

 片目を犠牲に膨大な知識を得た
 六本脚の愛馬、スレイプニールを駆った戦争と死を司る神様。

 しかし伊奈帆がオーディンなら、同陣営に、単純な戦闘力なら更に勝る仲間がいても良いのでは?

カーム『よし、何か食べるか! まだ少し時間あるし!』

伊奈帆『やめとくよ、撃たれた時、胃がカラだったから助かったらしい』

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 お、おう

 もし何か食べてた場合、胃が破れ、内臓を汚染して助からなかったかもしれないそうな。怖ァ!
 アレ、伊奈帆さん腹も撃たれたましたっけ?

地球兵『チーム・デューカリオン、噂のアルドノア部隊か』

ぼっちゃん頭『火星人なんだってな? 足引っ張ってくれるなよ~~』

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 ライエさんは意識してませんが、この時の前髪ぱっつんを、彼女は戦いで助ける事になります

火星人はみんな敵
 一方、ライエは基地の兵隊さんに挑発されたり、決め台詞をいったり、インコに可愛がられたり
 兵隊さんってば、子供相手に大人気ないなぁもう!
 ライエちゃん可愛い!

 というか、軍が戦果を挙げてる描写が少ない作品で、兵隊さんにこんなん言わせてもカッコつかないよ!

火星軍オペレーター『30分後に、防空域が接触します。出撃願います』

地球軍オペレーター『火星カタクラフト、接近!』

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 早くも出番! 火星合体ディオスクリアⅡ! やったよディオさん久々だよ!!(と思ったんです)

緊迫の三十分
 開戦、両基地の軌道が再接近するほんの数分間の為に将兵達は出陣する!
 優勢な火星軍が攻勢、地球は守勢となるが……

 傘がやられた!? デブリが…、照準が合わない!

 地球の機体は、ごく小さな宇宙ゴミ対策に「傘」を使用しつつ前進する
 火星軍は、ものともせず突っ込んでくる。

 傘をヤられたインコは、衝撃で照準を合わせられなくなってしまうが――――。

伊奈帆『マスタング00、援護する』

『―――重力変更推測、データ修正良し、ファイア』

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 まっさきに飛び出した伊奈帆は、比較的近い奴を狙撃で喰った後、更に前進して標的を探す
 結果、両軍が交戦している空域から飛び出してしまうが―――

 ワイヤー・スイングバイで旋回、戦闘空域に帰還、―――旋回終了まで後四秒

 隕石にワイヤーを打ち込み
 ケンダマのように自機の軌道を修正し、戻ってこようとする

地球オペレーター『マリネロス基地、離隔に入ります』

地球司令『攻撃隊に撤退命令! 防衛に回せ!!』

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 後ろの紅いのがちょっとかっこいい。性格悪いのにかっこいい

交戦の終わり
 両軍、総力を結集した三十分間の攻防戦は、互いに守勢を基本としたらしく、痛み分けに終わった
 火星軍も、地球の本気さに対して腰が引けたのか
 騎士を防衛に徹していた模様。

 地球の司令も、戦いの終わり際にはすぐさま兵を引き、深追いを避ける。

伊奈帆『岩石から姿を現した瞬間を狙う』

スレイン『岩石から、姿を現した瞬間を狙ってくる―――! 着弾まで後2分』

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 あ、もしやスレインって、ザーツ卿を戦わせる為に「わざと被弾した」のか!?

ディオスクリアⅡ
 スレインと邂逅した伊奈帆は、その「先読み」能力を改めて確認し、分析モードに入る。
 だが、読みきる前に、不可解な命中弾が―――?

 大丈夫かスレイン、下がっておれ。オレンジ色、奴には借りがある!

 抜刀!
 使う武器一つ一つが懐かしい!

 もう、ディオが何かするたびに「来た来た!」って、テンションがあがっちゃう!

ザーツバルム『―――逃がさぬ!』

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 特に、無数の障害物で、スピードを出しきれない伊奈帆に対し
 無敵バリアで前進する姿が脅威!

 ただ逆にいえば、このシーンで前面に「バリアの隙間」は無いと晒しているんですよね。

 伊奈帆相手には致命傷!

インコ『伊奈帆ーーーーっ!』

伊奈帆『来ちゃだめだインコ! ―――良いんだ、その位置が良い』

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 駆けつけたインコに、不可解とも思える言葉で締めくくった伊奈帆は
 そのまま、脚部推進器の一部を切り離す

 ザーツ卿の後ろまで推進器が飛んだところで、狙撃、爆破!

 煙が蔓延した事で、ディオスクリアの後方にあった「バリアの隙間」が露見してしまう。

インコ『炎が吸い込まれない……、バリアの隙間!』

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 上空にいたインコが狙撃し、バリア機能を破壊、ザーツ卿の反撃で伊奈帆機は半壊するが
 ワイヤーを射出、インコ機に引っ張ってもらい離脱する。

 この時点で、伊奈帆は接近する「雲」に気付いていたらしい。

ザーツバルム『逃がすか、スレイン! ぬ、おおおおおおおおおおおおお!?』

伊奈帆『デブリの群れだ、レーダーに、高速接近する「雲」があった』

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 色んな意味で、インコちゃんがこなければ伊奈帆はヤバかった!

「銃弾です」
 が、冒頭でスレインが発射していた弾丸の嵐が、バリアを失ったディオスクリアを乱打。
 元々は、伊奈帆を倒すために用意していた罠だったと明かす

 黙れ! 僕が貴方に忠誠を誓うと、本気で思ったんですか? 姫殿下に引き金を引いた貴方を!

 だが、ザーツ卿が現れた事で予定を変更し
 まとめて討つ気になったと。

 スレインは、この十九ヶ月、長らく潜めてきた復讐心をぶちまけ、ザーツバルムを突き放す。

スレイン『さよなら――――、お父さん』

ザーツバルム『―――悪くない』

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 けれど、とどめの「嵐」が来る直前、スレインは最期の情けをみせ、ザーツは納得して散る。

お父さん
 直後の演説で「ウソを言ってなかった」ように、彼のザーツ卿への親愛も本気だった。
 けれど、それでも彼が許せなかった。

 他の何かと姫への忠義、矛盾した時、その全てがアセイラム姫に優先するのがスレイン。

 他人を傷つける事すら怖がっていた彼が
 いまや平然と地球人を討ち、そして、親と慕う男をも騙し、手にかけるに至る。

ザーツバルム卿『―――ふ、悪くない』

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 愛する者が理不尽に死んだ怒りに、皇帝に忠義を誓う振りをし続け、ひるがえしたザーツ。
 その構図が、今回のスレインと全く同じなんですね。

 それが理不尽だと解ってても、愛する者の敵を討つ為に殺す点も同じ。

 ザーツ得意の謀略で、ザーツ自身を欺いた胆力も、理不尽な社会体制を憎む理想も継いでくれる
 自分の上を行き、理想を継いでくれる「後継者」となった。

 何より「そこまで憎んでるくせに、自分を父と呼んでくれるのか」と、嬉しかったんじゃないでしょうか。

スレイン『私はこの日、二人目の父を失った、偉大な人物だった…』

『―――アセイラム姫の名の下に!』

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 姫様を連れ去ったスレインが、姫の為にと連呼した事で、伊奈帆は姫生存を確信する……?

ハークライト
 基地に戻ったスレインは、堂々たる口振りで「亡き父」を弔い、家督を継ぐ。
 その姿は詐欺師、だが、言葉には一片の嘘も無い。

 ここからは僕たちの時代です。“行くぞ”、ハークライト。

 ハークライトの敬愛も、彼が下層の出身だった故と判明、“スレイン伯爵”は若者の旗頭となる。
 火星で最も卑しい出身から、輝かしい戦果で成り上がった英雄
 サー・スレイン・ザーツバルム・トロイヤード。

 優しい口調を捨て、ハークライトを呼び捨て、命じるスレイン! 覇王の道を行く!!

まさかのザーツバルム卿退場。火星合体ディオスクリア、月に散る

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 しかし偽姫様、どんどん剣呑になる……、スレインとの関係の行方は?

因果応報
 衛星軌道を旋転して戻ってきた「弾丸の嵐」の罠、納得のサブタイでしたね!
 と共に、ザーツ卿がアセイラム姫を撃ったことが
 彼自身が撃たれる因果応報に。

 スレインの行いは非道です、でもザーツ卿こそ、彼の気持ちを誰より理解できるという。

 初見、正直スレインを見下げ果てましたが
 よくよく考えてみると、ザーツ卿とスレインの無言の交流、納得っぷりも解る、そう思えました。