GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記 バックアップ

Yahoo!ブログから移籍。2007/5/23(水)から2016/7/2(土)まで。現在 http://gno.blog.jp/

ガンダムUC バンデシネ 12巻 [福井晴敏&大森倖三]感想、漫画版オリジナルパートが、驚くほどタイムリー……。

宗教戦争」の爪あとが残るダカールに、あのジャーナリストが現れる!

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※画像右下隅クリックで拡大。

 超々巨大航空機「ガルダ」級で発生した、白と黒、二体のユニコーンの戦い、決着へ!
 ガランシェール隊から、呉越同舟隊への第一歩も踏み出され
 バナージ達の一行は変化の一途……?

 何よりも、“あいつら”は決して一人では来ない(イスラムの少女)。

ダカール戦」の爪あと
 ラストは、原作通りカイ・シデンダカール入りする」場面から始まるんですが
 そこに新しいワンシーンが挿入されました。

 イスラム原理主義が動かしていた巨大モビルアーマーシャンブロの傷跡が描かれる展開に―――

プレイバック「シャンブロ

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 どの媒体であれ、ガンダムUCを見たなら印象的であろう巨大機、砂漠の国の巨大水陸MAシャンブロ
 アレは、地球連邦を白人支配と捉えて反攻した
 イスラム主義者による機体でした。

 その猛威は知っての通り、その結果が「バンデシネ版」で掘り下げられることに。

 白人市民による私刑が横行していた
 というものですが、偶然巻き込まれたジャーナリスト、カイはどう描いてゆくのでしょうね?

ミネバ『行動するという事が、「進展」という道の力なのです」

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 連邦軍の三ツの流星、彗星の再来に立ち向かう!!

解ける憎悪、生まれる憎悪
 連邦軍による「ニュータイプ抹殺機」ユニコーンの2号機は、バンシィとしてバナージ達の行く手を阻む
 だが、その回路とされたマリーダ・クルスの慟哭は
 義父・ジンネマンに救われた。

 ミネバとマリーダを救出したバナージ達は、その直感の赴くままに、連邦艦ネェル・アーガマと合流する

 ミネバとバナージは、理想を夢見て前に進む。
 だが、理想の戦争で人が死ぬよりも、汚かろうが現代を護ると決めたリディは、拒絶された悲しみも混ざり
 相対する事を選んだ。

 一方、ジャーナリスト・カイは、まさに理想の為に戦争が行われた場所ダカールの現状を知る。

リディ『マリーダ? あの人形の事か?』

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 理想の為に動くことは、現在の世界のパワーバランスを崩し、戦争状態を招くかもしれない
 ゆえに、リディは「世界を護る」為に、清濁を併せ呑む道を選んでいます。

 どんなに理不尽でも、みんな必死で生きている、そんな「後のこと」まで考える余裕など無い

 それも一理。
 しかしリディは、マリーダという人間
 戦争兵器の一つのように扱ってしまい、ミネバ姫に拒絶されてしまうのです。

 他人を尊重する事を忘れたら、拒絶されるのも仕方ないという事でしょうか。

リディ『作られた人形風情が! 人の形をしたまがいものがッ!!』

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 バンデシネ版では、あのバイアラン・カスタムの2号機に乗り換えたリディ少尉ですが
 チキショウ、扱いはまったく変わらなんだ!

 強化人間への嫌悪を露にしたリディに、マリーダ、怒りの大乱闘!!

 チキショウ、性能を活かせぬまま死んでいった!
※リディは死んでません。

強化人間マリーダ・クルスと、彼女の「家族」

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 そのマリーダさんが、義父ジンネマンと再会し、植えつけられた記憶を振り払うと共に
 ガンダムショックで狂乱して倒れた第12巻。
 ホンット不憫……。

 キサマらが私を戦いに都合のいいモノにした! 胎から何もかも奪い去り、カラッポの肉の塊にした!

 もう次世代を産めない胎。
 ホント、福井先生なぜにここまで酷い境遇にされたのでしょうか……。

収録

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 ココ、受け止めなさい、という台詞が削られ、より柔らかい演出になっていたのも印象的。

 角川コミックス・エース「機動戦士ガンダムUC バンデシネ」12巻。
 原作:福井晴敏、漫画:大森倖三、月刊ガンダムエース連載。角川書店発行。
 2014年12月発売(前巻6月)

 黒いユニコーン Act10~12
 宇宙と惑星と Act1、2

 総扉イラストはアナハイムの女妖怪。オマケページや著者コメントは相変わらずありません。