GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記 バックアップ

Yahoo!ブログから移籍。2007/5/23(水)から2016/7/2(土)まで。現在 http://gno.blog.jp/

うみねこのなく頃に散Episode8 6巻 [夏海ケイ]感想。びっくりするほど独白劇。本作、全ての種明かしが今ここに……。

 無数に描かれた本シリーズですが、私は夏見先生版&水野先生版のみ購読。

ささやかな願いすら許さない「真実」。そりゃあ歪むよ、誰だって歪むさ

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※画像右下隅クリックで拡大。この一言が彼女の象徴

 連載当初、定番の巨乳ゆるふわメイドさんと思ったシャノン、その独白から始まった今巻。
 彼女こそが「ベアト」であり、仮に継承者だったら「リオン」
 一見は巨乳だけど、実は詰め物で―――。

 一巻時点では予想すらしなかったけど、ここまで読んで、実に納得の「自白」巻竜騎士さん(原作)ひでえ。

無理心中
 一言でいうとそれだけの、本当に身勝手な物語。
 ここまで追い詰められてたとか……。

 たくさんの人に愛されて、けれど誰に応えても幸福な結末が想像できなかった少女の暴発劇。その果ては?

若者たちはシャノンに恋をし、彼女を追い詰めてゆく

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 シャノンにとっては、本当に一途な恋だったが、バトラは憶えていなかった―――。

シャノン=カノン
 事件の日、親族会議より少し前、ミステリが大好きなシャノンは知識を総動員し、「碑文」を解いてしまい
 ありったけの真実、自分が「不義の果てに生まれた娘」だと明かされ
 女性として機能しない身体だと明かされる。

 他人を好きになっても、真相を知られ拒絶される怖さから踏み込みきれなくなった―――。

 同時に「男として生きる」という気晴らしを始め、「カノン」が誕生する。

「主犯」シャノンは、事件を無数に立案し、その計画書を海へ流した

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 同時に、こうした自分自身の生いたちをもボトルにして流した

魔女の独白
 そうして踏みとどまるうちに、遂に「親族会議」開催が決定、タイムリミットが定まった。
 シャノンを不幸にした者たちが一堂に会するのだ。

 追い詰められた彼女は、憎む者も愛する者もいっしょくたに葬る事を決意する

 シャノンは知識と当主権限で、彼らを殺害する計画を無数に立案すると、無数の計画案を海に流し
 現実にどれを行うかは決めぬまま、六軒島の悲劇へと臨んだ。

 そして「現実に起きた六軒島の悲劇」を、縁寿はエヴァの日記という形で知る事となる。

もちろんシャノンは悩む

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 彼女の生い立ちには多くの大人たちが引け目を感じ、しかも旧軍の火薬、金蔵の趣味の武器まであった。
 つまり、実行できる「手段」があり
 豊富なミステリ知識もある

 実行できる力と、真相を知られ拒絶されたくない「動機」がある、最強の無理心中。

 それでも迷うシャノン
 逃げ続けた彼女は悪いかもしれないけれど、彼女のせいじゃない部分も重くて、本当に辛い。

そしてこのバトラこんちくしょう! 水野先生版を思い出すぜ!

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 そして、子供ながら辛いメイド暮らしをしていた頃の思い出、一層に輝いてた初恋。
 ちくしょう良い笑顔しやがって! 

 でも思えば、バトラが彼女を忘れてしまったのも、親の不義があったから

 忘れたのは確かに「バトラひでえ」ですが
 彼のおかれた環境も、思春期にはハードモード過ぎたってんですよね……。

そしてこのシャノンである

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 この告白を受けたシャノンが、真っ赤になって密かに嬉しがるシーンが本当に可愛かった!
 幸せな家族を作りたい、彼女のささやかな願い

 しかし叶わないんだなぁこれが!

 そうした残酷な展開を強調する、夏海さんの超かわいい作画!! チキショウ!

夏海さんお得意の「台詞入れ替えオマケ漫画」

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 これ、ただの作者さんじゃないですかー!

収録

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 縁寿は全てを知り、そしてエヴァの日記以下、真相は公表される。次が最終巻……?

 ガンガンコミックスJOKER「うみねこのなく頃に散Episode8、6巻」。2014年12月発行(前巻8月)
 原作・監修:竜騎士07。作画:夏海ケイ
 月刊ガンガンJOKER連載。

 番外「Cofession of the golden witch1 -黄金の魔女の自白-」
 番外「同上2」
 番外「同上3」
 第25話「しがらみの檻」

 巻末やカバー下にオマケ漫画あり。
 巻末作者コメント。

 計画書と「自白」は海へ、実際に「島で何が起きたか」はエヴァの日記に