GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記 バックアップ

Yahoo!ブログから移籍。2007/5/23(水)から2016/7/2(土)まで。現在 http://gno.blog.jp/

ワールドエンブリオ 最終巻(13巻)[森山大輔]

  最後の武器は「声」! ケータイと記憶を巡る物語、綺麗に完結―――!

イメージ 12

イメージ 11

イメージ 10

※画像右下隅クリックで拡大。帯もみっしり想いが詰め込まれた最高の最終巻!

 

 読むと、必ずライフをごっそり持っていかれると思い、なかなか手に取れなかった最終巻。
 森山先生のクライマックスは、毎回心にクるものがあるんです。
 最終巻ともなればそりゃあもう……。

 

 止められるさ………(タカオ)。

 

ドバッ
 想像以上に幾度も盛り上げ、綺麗に着地されました。
 ホント、スゴい方ですわ森山先生。

 

 幾度も幾度もクライマックスがあって、ああコレ系の結末かと思ったら、それすら乗り越える最終回!

  立ちはだかる「人の成れの果て」

イメージ 2

 一種のラスボスだった「時路の爺様」もアレになってたと判明……。なるほど。

 

■投げ出すもの
 結果的に「死者の臨終の苦しみ」を、凝縮してしまった怪物の出現に
 陸たちの快進撃は止められる。

 

 次々と巻き起こるトラブルを越えて、なんとかワスレナグサを止める陸たち。

 

 しかし、その結果出るはずだった「被害者たち」を救う為に
 レナが身を投げ出してしまう。

 

 彼女の記憶そのもの、レナの核が人類すべてを刃旗使いとした事により、事態は収拾された。

  間違っていても良い、たった一人の為に、世界を欺く!

イメージ 8

 陸が選んだ「手段」は、ネーネ達に世界中の記憶を書き換えて貰い「スラガとなる」こと
 戦いから数年、スラガは「あの戦いの元凶」として広く知られ
 各地で「棺守化」を引き起こしていた。

 

 一時的に「レナの撒いた核」を止め、彼女の記憶を収拾する。ただそれだけの為に。

 

 もちろん、即座に「元に戻せる」よう
 予告してから行った。

 

 だがこの行為が、掛け値なしに「悪事」でしかないと解ってもいた。

  タカオ、渾身の「肉声」を仲間達に届ける!

イメージ 9

 数年後版のネーネも可愛かったね!

 

■ウソの終わり
 が、柩姫以外で唯一記憶を保持していた男、タカオの「電話」によってウソは崩れ去った。
 仲間達は次々と「自分の記憶」を疑い始め
 スラガのウソは解ける。

 

 時同じくして、目覚めたレナが家族を前にし心から笑い、陸は彼女が戻った事を確信する。(終わり)

  冬悟、最終巻では大活躍だった!

イメージ 3

イメージ 4

 陸同様、或いは彼以上に、本作を通して成長したのは間違いなく冬悟。
 彼の兄もフォローされましたね。

 

 陸の親友としても、彼の「突き破りたい」という口癖についても、深く深く印象付けた最終巻!

 

 前半三分の一の主役は、間違いなく彼だった!
 その彼が、ラストパートで「知るかよ!」と叫ぶのもまた悲しかった。

  「前作主人公」、最終回でもナイスガイ!

イメージ 5

 同じく、陸を励まし続けた男、最終巻にして再び登場!
 カッコよすぎる!

 

 生きてる奴をひっぱたけるのは、生きてる奴だけだ。そいつはお前がやるんだよ!

 

 死者は、いつだって生者を奮起させてくれる。
 でも直接的に、文字通りひっぱたいて目を覚ましてやれるのは、生きてる奴だけだ!

  ユイちゃん、最終巻にしてあとがき劇場から復活!

イメージ 7

 同じく、死者としてタカオの前に現れたユイ。
 話がまったく通じない、ヤンデレサイコヒロインだった彼女が、こんな風に人を想えるようになるなんて……。

 

 もう満足だ、これが筋だ

 

 タカオがそうだったように
 納得し、自己犠牲するキャラは多いです
 でもそういう奴に限って、自分自身はロクな幸せを味わっていないから、救われて欲しいのです。

  最終巻にして明かされる、エンブリオというシステム

イメージ 6

 クロノクルセイドといい、移民船の失敗ってネタ好きですよね森山先生。
 大好物ですよ! 私も大好きですよ!

 

 優れた異文明が残した遺産、その失敗、ワクワクするんですよね。

  収録

イメージ 1

 ラストのあとがきも森山先生劇場だった! 次回作も楽しみ! 次回作こそアニメになれ!!

 

 YKコミックス「ワールドエンブリオ 13巻(完)」。森山大輔
 月刊ヤングキングアワーズ連載、少年画報社発行。
 2014年9月発売

 

 帯&おまけ漫画は「トライガン」等の、内藤泰弘先生デス!
 カバー下&巻末オマケ漫画アリ。

 

 第92話 その柩姫の名は
 第93話 Penetrator
 第94話 願いと呪い
 第95話 ツグナイノユクエ
 第96話 その苦くて優しいウソの世界
 最終話 Epilogue

 

 欲を言えば、幸福なその後、“頑張った分の幸せ”を満喫する彼らもちょっとだけ見てみたかった!
 森山先生おつかれさまでした!