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Yahoo!ブログから移籍。2007/5/23(水)から2016/7/2(土)まで。現在 http://gno.blog.jp/

荒野に獣慟哭す 漫画版 全9巻+続編 [夢枕獏&伊藤勢]

 こうやに けもの どうこくす

『俺は――誰だ?』。伝奇小説の漫画版。掲載誌休刊となり、現在web展開中

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 ウィルス感染による『人間兵器』に変えられた青年と、そのテストタイプらの戦いを描く。
※画像右下隅クリックで拡大。

 ある日、目覚めたら檻の中。そして自分の記憶も失われていた――。

 ピンポイント攻撃用の人間兵器に改造されてしまった青年が、元の肉体に戻す術を模索するも
 同じく改造され『人間の姿でなくなってしまった』試作品たちが立ちはだかる

 彼らは『コイツの商品価値が認められるのは気に食わない』といい
 自分らは実験台として異形になりはてたのに、主人公はまだ人の形をした『成功作品』であることに
 色々な感情をない交ぜにして立ちはだかります。

 更には、そんな彼ら独覚兵をまとめあげる『親方』や、開発元のいざこざ、原点である南米の部族が絡み
 しっちゃかめっちゃかな冒険になる。
 という伝奇作品。

■原作と漫画
 原作は夢枕獏先生が1989~2000年に描かれた伝奇小説。
 という事で、原作有りなんだと思いきや、伊藤先生の味付けが思い切りコッテリと入った漫画版。
 原作ファンの方には悪いですが、先生好きとしてはたまらん作品です。

 全9巻で掲載誌が逝ってしまった為、そのまま『俺たちの戦いはこれからだ!』したんですが
 現在、徳間書店webコミックスでそのまま続きが連載中との事。
※荒野に獣慟哭す で検索

 コミックスでまとめて読みたいので我慢してますが、はよう出ないもんですかね。現在24話まで展開。

『何が楽しくていまどき改造人間だ! 幼稚園のバスでも襲うのか!?』

『消耗品の大量破壊兵器より、ピンポイント攻撃が求められる時代よ』

『それに「技術」や「人」なら武器輸出三原則にも抵触しないし』

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 テンプレ通り攫われた仲間の名を呼ぶも、すぐさま取って返し食料と地図をカバーする御門さん。
 こういう現実的な対応を忘れないキャラクター造形が好きです。

 別作品での『己の力を信じるな。勘違いで勝てれば世話はない』と諭すシーンは今でも好きですし
 その後、ちゃんと『お前のしたいことは何だ?』と問いかけたように
 無茶を否定しきらないのも好きです。

 ただし、現実的というか、戦闘では内臓が飛び散り首がヘシ曲がるなどグロい描写も多いので注意。
 その辺は趣味が分かれると思います。

原作は全5冊、漫画既刊は全9冊、web版連載中

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 好きな独覚兵は皆大好き安底羅(あんちら)さん。
 こんな外見ですが、読み進めていくとこれまた愉快な人なんですよ。

 マガジンZコミックス「荒野に獣慟哭す(こうやに けもの どうこくす)、全9巻」。
 講談社、原作:夢枕獏、漫画;伊藤勢
 1巻は2004年10月初版発行。
 9巻は2009年2月。

 現在は徳間書店webコミックスとして展開中。コミックス発売未定。
 http://tokuma-hontomo.jp/baku/