GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記 バックアップ

Yahoo!ブログから移籍。2007/5/23(水)から2016/7/2(土)まで。現在 http://gno.blog.jp/

作品紹介その14「モビルスーツ・バリエーション」

 初代ガンダムと同一世界に存在したがTVに出ていない機体、を新たに設定・キット化を行った
 プラモを中心とする一年戦争拡張企画。好評を博し、以後定番化した。

モビルスーツ・バリエーション。略してMSV.

 初代ガンダムのプラモデル化がほぼ完了した事から、TVに登場しないものの設定のみ存在していた
 ジュアッグなどの「幻の機体」や、設定付けのお遊びとして展開していた「ザク・バリエーション」を
 取り込み、一年戦争設定の拡張とプラモ化の連動企画として生まれた。

 キット化のほか、書籍や雑誌コミックボンボン、テレビマガジンなどと連動して新設定も多数生み出し
 モビルスーツ開発史や一年戦争の流れ、連邦・ジオン両軍の運用思想、エースパイロット達や
 各種記章などが語られ、一年戦争を掘り下げる企画として大きな遺産を残した。
 現在でも、これをまとめた復刻本が市販されている。

 また当時のプラモ漫画「プラモ狂四郎」では、いわゆる「ガンプラブーム」の風景が描かれ
 MSVとも連携しいくつかの機体が劇中に登場。こちらも文庫版で復刻されている。
※あまり活躍は出来てないが。特にザクキャノン。

バンダイのプラモデル
 初代「機動戦士ガンダム」は1979年に放映開始した作品だが、当時としては視聴率は低迷しており
 クローバー社が販売していた玩具の売れ行きもいまひとつで、遂に放映打ち切りになった。
 しかし再放送やクチコミで次第に人気を呼び、劇場版の頃には社会現象化した。
 …という経緯がある。

 その1979年の放映中、クローバー社は販売不振から新規の商品展開を拒み、サンライズはクローバーの
 了承のもと他社に商品化を呼びかける。紆余曲折を経て「バンダイ」に商品化権が渡り
 ガンダム・プラモデルはスタートした。

■MSVスタート
 ガンダムの社会現象化により「ガンプラ」も好評となり、現代からすれば想像を絶する程の人気を得た。
 しかし間もなくTVに登場した機体・艦船のキット化がほぼ完了してしまう。
 そこでMSVが登場し、ガンプラブームを継承していった訳だ。

■設定上の二本柱
 GNO2のようなゲームの視点で言えば、アニメに登場した各モビルスーツの試作機や発展機、局地対応機と
 いった派生モビルスーツと、「アニメには出なかったが、各地で活躍したエースパイロット達」の
 設定が行われた事が二本柱になっている。

 また異論は承知の上で言わせて頂くと、初代直近の作品であるMSVのMS、キャラクター達は
 初代の作風を最も濃く受け継ぐ、いかにも「一年戦争らしさ」が強い造形になっているように思える。
 要は「MS=工業製品であり軍備」として、開発や運用に苦労していたという描写が多く、
 また初代同様に現実の第一次・二次世界大戦をモチーフとした設定が多い。
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 キャラクターの人格・台詞に関しては基本的に設定されておらず、
 ファンからすればその「キャラクター」については非常に空想の余地が高いものとなっていた。
 イラストも写実的なモノが使用され、いかにも「戦争の記録」と言った雰囲気だ。

 その後、GNO2などのゲームではアニメ風にイラストを一新し、人格を付け加えた。
 現在ゲームなどで見られる「ジョニー・ライデン」などは、ゲームに参戦させる為に後付されたものであり
 いわば「ゲーム版ジョニー」として見る必要がある。その為ゲームを踏襲しない漫画などの場合、
 たいてい人格はゲームと異なったものになっている。
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試作機、局地戦改修機などなど

連邦軍
 TVに出た機体ほぼ全てに新たなバリエーションに加え、また新たに航空機の設定を追加した。
 特にガンダムガンキャノンなどの実験機は、TV版以前の「プロトタイプ」や、その発展形として考案され
 試作された機体などが追加、量産機であるジムに関しては、パイロット育成で用いたトレーナー型や
 戦果を残したものへの上級仕様機など、量産仕様を中心に追加されている。

 初代ガンダムが「実は同型機が8機建造されていた」という設定が生まれたのも本作である。
 特に、ガンダムを特別視したがるファンの場合(?)、この設定を嫌がる傾向があるように見受けられるが、
 世界観の中では、ガンダムも単なる試作兵器に過ぎない。という「戦争らしさ」を感じさせるモノ
 として歓迎する声もないわけではない。

 特に連邦の場合、ガンダムが一応の完成を迎えた0079年7月から、大戦末期の11月に「ジム」が
 登場するまでの間、「MS」と呼べる機体はガンダムしかなかった訳なので、ガンダムをベースとした機体が
 複数開発・登場しているのは、むしろ自然な事ではないだろうか(開発拠点も複数あるのだし)。
ガンキャノンは機動性が低くMSとしては未完成とされる。

 GNO2内においては、プロトタイプガンダムガンキャノン重装型、ガンキャノンⅡ、ガンタンク
 ジムスナイパーカスタムやジムライトアーマーなどなど、多数の機体が実装されている。
 実装されていないものといえば、MSパイロット育成用の「ジム・トレーナー」や
 TINコッド、フライダーツ、フラットマウス、マングース、ドン・エスカルゴなどの航空機群程度である。
 特に航空機については、GNO2のシステム上、性能的な差異を出しにくい為もあるのだろう…
 …とも推測される(偵察機やら対潜哨戒機やらの扱いに困る)。
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ジオン公国軍
 グフ、ドム、ゲルググのバリエーションもあるが、とにかくザクのバリエーションが多い。
 これはザクが人気機種であるという事もあるし、一年戦争の世界に即して考えても、大戦もほぼ終わりという
 10月末にグフが、11月頭にドムが出てくるまで、大戦の大半でザクが主力機を務めたからだ。
 一年戦争は「ザクの戦争」であったと言っても決して過言ではない。

 ザクⅡを中心に、ザクⅡA型、C型、F型、FS型、S型、R型、E型、T型、J型、D型、K型、
 M型、G型、W型、V型、Z型、そして高機動サイコことMSN-01型が設定。
 更にエースやザビ家専用などのカスタム機が生み出され、
 またドム、グフ、ゲルググジオング(MSN-01)等への叩き台となった試作ザクも複数設定された。
 ザクこそ全てのジオンMSの大元なのだ。と言える。

 中にはGNO2のシステム上扱いに困る作業用(W型)、訓練用(T型)、偵察用(E型)など未実装機もあるが
 高機動型ことR型や、ジョニー、マツナガなどのエース・カスタム型など多数の機体が実装。
 ザク系は序盤戦を中心に支え、終盤ではパーフェクトジオングが大暴れする。
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■その後のMSV
 幻の機体、既存機のバリエーション、エース用カスタム機などが発売。
 その後、方針転換し「一年戦争中の幻の計画、ペズン計画を探る」という指針で「MS-X」に継承されたが
 流石に初代バリエーション一本で行くには厳しくなり、新番組「Zガンダム」を立ち上げ、
 そちらに移行した。Z劇中でもMSVの機体がファンサービス程度に登場している。

 かくして初代MSV自体は終了したが、TVに出ていなかった機体という名目で新たなMSを設定する。
 というスタイルは評価され、Z-MSV、ZZ-MSVなど以後のTVシリーズでも継承。
 最新作ガンダムOOでもOO-MSVが展開中で、一部がキット化している。

 また「初代ガンダム(1st、一年戦争)」MSVも、ハーモニー・オブ・ガンダム、M-MSV、MSV-R等
 名称を変えながら2009年現在も(ある意味で)続行中。この「初代頼み」の状況を覆すべく
 バンダイも頑張っているようだが、なんだかんだで初代人気が最も高いらしく
 初代関連商品も設定も続々発売され続けているのが現状である。

GNO2の中でのMSV

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 前述したように多くの機体がいちはやく実装。
 ガンキャノンⅡや高機動サイコザクなど、一部は定番機体となっている。
 特に連邦ではジムSC、ジオンではザクキャノンが定番中の定番で、サービス開始時から現在に至るまで、
 誰もが一度は使う量産機として両軍を支え続けている。

 パイロットの多くも実装済み。
 搭乗機体の都合上から「敵」としても「味方」としてもそれなりの強さに過ぎないが、
 七人目としてはいずれも優秀な部類となっている。

 またカーミック・ロム大尉やサイラス・ロック中尉などMSVの時点で人物画が存在しないパイロットは
 実装されていないが、これらのパイロットは他ゲームでも登場しない事の方が多いので仕方ない。
 ただしユーラシア、或いはオーストラリア方面作戦での作戦時、テロップで「サイラス・ロック中尉
 率いる部隊が~」と表示されるなど、名前だけは登場している(敵精鋭撃破競合時?)。
 MSVに限らず、意外に「テロップだけの登場」は多い。
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 後半サイド5作戦時の第3艦隊競合。元ネタは初代38話のワッケイン艦と思われるが、
 これにMSVでの「エース部隊キマイラは、コレヒドール宙域でゲルググの慣熟訓練を行った」という
 エピソードを混交し、キマイラ隊vsワッケインという競合を生み出している。